2024年10月衆議院議員ランキング 13回戦
岡本三成 vs 山岡達丸
勝: 山岡達丸
戦評
議員Aは国際的な経済およびビジネス経験を持ち、金融や外交において具体的な実績を持っています。しかし、政治資金の不備が指摘されており、この点が透明性や信頼性の点で不安材料となっています。一方、議員Bは報道経験を活かして情報解析能力を強みとした政治活動をしており、一貫したリベラルな立場を取りながらも、独立性をもって政策に挑む姿勢を示しています。議員Aの国際的な経験と実績は非常に魅力的ではあるものの、説明責任の不足が国民からの信頼に影響を及ぼす可能性があります。議員Bはより市民との信任関係を築く姿勢が鮮明で、長期的に国民の声を反映した政策作りに寄与する可能性が高いと考えられます。そのため、国民の代表としての適格性と透明性の面で議員Bを選ぶべきと判断します。
岡本 三成(おかもと みつなり)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年05月05日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | 東京12 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1965年、佐賀県鳥栖市に生まれる。中学時代に野球部、高校でバンド活動を行い多才な経験を持つ。 - 1989年、創価大学卒業。在学中にはイギリス・スコットランドのグラスゴー大学に留学して国際経験を積む。 - 1989年、シティバンクに入社。優秀な成績により、世界9万人の行員から2名だけ選ばれる「社長賞(フェニックス・アワード)」を受賞。 - 1998年、ノースウェスタン大学経営大学院(ケロッグ経営大学院)でMBAを取得。 - ゴールドマン・サックス証券に勤務し、国際的なビジネス環境での経験を積む。トランプ不動産企業との取引を管理したこともある。
政治家としてのキャリア
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙に公明党公認で初当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で比例北関東ブロックから再選(2期目)。 - 2017年、第3次安倍第3次改造内閣にて外務大臣政務官に就任。「人間主義の対話外交」を志向。 - 2017年、第48回総選挙で再度当選(3期目)。外務大臣政務官を続投。 - 2021年、第49回総選挙で東京12区から4選。第2次岸田内閣にて財務副大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2015年、衆議院予算委員会で日本政策金融公庫の延滞金利息を指摘し、引き下げを実現させた。 - 同じく2015年、安倍晋三首相に難民対策としての教育支援を提案し、難民留学生受け入れ政策を実現。 - 2018年、2025年万国博覧会の大阪招致に参与し、国際的プレゼンテーションに参加。 - 2018年と2019年に資金管理団体の収支記載不備が報じられ、説明責任が指摘される。特に政治資金規正法違反の疑いが取りざたされた。
政治的スタンス
- アベノミクスを評価し、経済政策に関与。 - 首相による靖国神社参拝に反対の立場。 - 村山談話・河野談話の継承に賛成。 - ヘイトスピーチ規制強化に賛成。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 経済界での国際経験と金融知識が豊富なのは国会議員としての強み。 - 外交・政治対話における中道主義、人間主義のスタンスは国際問題解決において有益と思われる。 - 複数の政治資金不備疑惑があり、説明責任に関して厳しい視点が求められる。 - 政策提案力や調整力を評価されているが、透明性や信頼性のさらなる向上が望まれる。
山岡 達丸(やまおか たつまる)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 45歳 (1979年07月22日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(希望の党→)(旧国民民主党→)立憲民主党 |
選挙区 | 北海道9 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1979年7月22日、東京都で生まれる。 - 慶應義塾中等部、慶應義塾高等学校を経て、慶應義塾大学経済学部を卒業。 - 慶應大学では金子勝教授の研究室で学ぶ。 - 学士(経済学)を取得。 - 卒業後、NHKに入局。NHK帯広放送局とNHK札幌放送局で記者として勤務。 - 母方の祖父は作家の山岡荘八。 - 父は元衆議院議員で第84代国家公安委員長の山岡賢次。
政治家としてのキャリア
- 2009年4月、NHKを退職。同年に民主党北海道青年委員会事務局長に就任。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙で比例北海道ブロックから民主党で初当選。 - 2012年、消費増税法案の採決で党の方針に反し棄権。民主党から厳重注意処分を受ける。 - 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で北海道9区から出馬するも落選。 - 2014年12月の第47回衆議院議員総選挙でも落選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で希望の党から出馬。比例北海道ブロックで復活当選。 - 2018年、民進党と希望の党が合流して結党された国民民主党に参加。 - 2020年、立憲民主党新党に参加。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で北海道9区から出馬し、小選挙区で初当選。
政治活動上の実績
- 2009年、初当選。民主党の一員として活動を開始。 - 2012年、増税法案に関する棄権により厳重注意の処分を受けた。 - 2017年、3期ぶりに国政復帰、希望の党から比例で復活当選。 - 2021年、立憲民主党として選挙区で初勝利、堀井学との対決を制する。 - 様々な憲法問題や税制において、一貫したスタンスを示す。
政治的スタンス
- 憲法9条の改正に反対。 - 集団的自衛権の行使に反対、安保法制を評価しない。 - 非核三原則を堅持し、日本の核武装反対。 - 女性宮家創設に賛成。 - 首相の靖国参拝、村山・河野談話の見直しに反対。 - 政党への企業・団体献金禁止を支持。 - 消費税増税やアベノミクスに懐疑的。 - 原発ゼロを目指し、安全が確認できない原発は廃止。 - 特定秘密保護法、共謀罪に反対。 - 態度としては、左派・リベラル寄りの政策を志向。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 父である山岡賢次元衆議院議員より、政治的背景を持つ。 - 慶應義塾大学出身であり、知識面においても信頼がおけるとみられる。 - メディア出身者として情報解析能力が高い可能性。 - 一議員として自らの信念に基づき、党の方針に反して棄権するなどの行動を示しており、独立した立場での判断力が垣間見える。 - 経験を持ち、選挙での敗北を経て地元の信頼を取り戻している。