2024年10月衆議院議員ランキング 18回戦
岡本三成 vs 宮本徹
勝: 岡本三成
戦評
議員Aは経済界で経験を積み、国際的な視点を持つことが強みです。経済政策や外交に関する具体的な成果を持ち、特にアベノミクス支持や国際的対話を重視している点は評価できます。しかしながら、政治資金不備疑惑があるため、信頼性を高める努力が必要です。 議員Bは国会において積極的に政府の問題を追及する姿勢があり、国民の多様な意見を反映することに注力しています。消費税増税の延期評価や教育無償化など、一般市民の経済的負担を考慮した政策を提案しています。しかし、一部の問題追及が物議を醸し、批判に対しての対応が求められる状況も見られます。 両議員ともにそれぞれ強みと課題を持っていますが、次の選挙で選ぶべき国民代表としては、現在の国際経済の不安定性と日本の経済成長を考慮し、議員Aの豊富な経済知識と国際的視点、具体的な経済成果を重視するべきと判断しました。
岡本 三成(おかもと みつなり)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年05月05日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | 東京12 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1965年、佐賀県鳥栖市に生まれる。中学時代に野球部、高校でバンド活動を行い多才な経験を持つ。 - 1989年、創価大学卒業。在学中にはイギリス・スコットランドのグラスゴー大学に留学して国際経験を積む。 - 1989年、シティバンクに入社。優秀な成績により、世界9万人の行員から2名だけ選ばれる「社長賞(フェニックス・アワード)」を受賞。 - 1998年、ノースウェスタン大学経営大学院(ケロッグ経営大学院)でMBAを取得。 - ゴールドマン・サックス証券に勤務し、国際的なビジネス環境での経験を積む。トランプ不動産企業との取引を管理したこともある。
政治家としてのキャリア
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙に公明党公認で初当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で比例北関東ブロックから再選(2期目)。 - 2017年、第3次安倍第3次改造内閣にて外務大臣政務官に就任。「人間主義の対話外交」を志向。 - 2017年、第48回総選挙で再度当選(3期目)。外務大臣政務官を続投。 - 2021年、第49回総選挙で東京12区から4選。第2次岸田内閣にて財務副大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2015年、衆議院予算委員会で日本政策金融公庫の延滞金利息を指摘し、引き下げを実現させた。 - 同じく2015年、安倍晋三首相に難民対策としての教育支援を提案し、難民留学生受け入れ政策を実現。 - 2018年、2025年万国博覧会の大阪招致に参与し、国際的プレゼンテーションに参加。 - 2018年と2019年に資金管理団体の収支記載不備が報じられ、説明責任が指摘される。特に政治資金規正法違反の疑いが取りざたされた。
政治的スタンス
- アベノミクスを評価し、経済政策に関与。 - 首相による靖国神社参拝に反対の立場。 - 村山談話・河野談話の継承に賛成。 - ヘイトスピーチ規制強化に賛成。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 経済界での国際経験と金融知識が豊富なのは国会議員としての強み。 - 外交・政治対話における中道主義、人間主義のスタンスは国際問題解決において有益と思われる。 - 複数の政治資金不備疑惑があり、説明責任に関して厳しい視点が求められる。 - 政策提案力や調整力を評価されているが、透明性や信頼性のさらなる向上が望まれる。
宮本 徹(みやもと とおる)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 53歳 (1972年01月22日生) |
所属政党 | 日本共産党 |
選挙区 | (比)東京 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1972年、兵庫県三木市に生まれる。 - 小学5年生の時に明石市に移住。 - 1991年、一浪後に東京大学文科一類に入学し、3年次から教育学部に進学。 - 東京大学在学中、教養学部学生自治会委員長や学生自治会中央委員会議長を務める。 - 卒業後、日本共産党の職員として勤務し、武蔵野三鷹地区委員長や日本共産党東京都委員会副委員長を歴任。
政治家としてのキャリア
- 2005年、第44回衆議院議員総選挙にて東京18区から出馬するも落選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙に比例東京ブロック単独で出馬するも落選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で比例東京ブロック単独で初当選を果たす。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙にて東京20区と比例東京ブロックに重複立候補し、比例復活で当選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で再び落選したものの、比例復活で再選。
政治活動上の実績
- 2019年、衆議院決算行政監視委員会で「桜を見る会」の予算増の問題を追及。支出が予算の3倍に達していることを明らかにした。 - 2018年、決算行政監視委員会で大学入学定員超過の罰則強化に関して浪人が増えた状況を指摘し、制度の見直しを求めた。 - 2018年、スルガ銀行の融資審査における不正行為を指摘し、金融庁に対し立ち入り検査を求めた。 - 2018年、麻生財務大臣のセクハラ発言撤回を引き出した。 - 2017年、大相撲の差別的ヤジの再発防止を求め、日本相撲協会と協議。 - 2017年、教育勅語の教材使用を認める閣議決定に異議を唱える質問を行った。 - 2017年、生活保護受給に関する問題を指摘し、問題解決を求めたが、事例確認に至らず東村山市長から抗議を受けた。
政治的スタンス
- アベノミクスや安全保障関連法案などを批判。 - 消費税増税延期を評価。 - 北朝鮮と安倍内閣の政策を批判。 - 消費税の増税には反対し、教育の無償化を主張。 - 格差是正を優先する姿勢を持ち、所得や資産の多い人への課税強化を提案。 - 同性婚の法的認可、原子力発電廃止、選択的夫婦別姓制度の導入を支持。 - 憲法改正に反対し、非核三原則を支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 国会での積極的な追及姿勢が目立つが、インパクトがある実績の一部は物議を醸す。 - 様々な政策で国民の多様な意見に耳を傾けようとしている姿勢がうかがえる。 - 政策に対する一貫した姿勢があり、共産党の代表としての役割を全うしている。 - 生活保護に関する抗議を受けるなど、批判に対して慎重な対応が求められる場面もあった。