2024年10月衆議院議員ランキング 26回戦
山崎誠 vs 宗清皇一
勝: 山崎誠
戦評
議員Aと議員Bを比較すると、議員Aは長い政治キャリアと国際ビジネスに関する高い学歴を持ち、政策において国際的視点を備えていることが注目されます。複数回の政党の変更やスマートフォン操作の件で批判を受けるなど、職業倫理にかける問題があるものの、国際的な問題に対応する能力が求められる場面ではその視点が役立つ可能性があります。 一方で、議員Bは重要な役職を歴任し、国政に関する経験がある一方で、旧統一教会関連団体との関係が報じられ、地方選挙での結果責任を取り辞任している点が問題視されています。政策スタンスの違いはあるものの、選択的夫婦別姓制度に反対していることなどが、進歩的な政策を求める有権者にとってはマイナスポイントとなるかもしれません。 総合的に見ると、国民の信頼を強化し、国際的な視野を持った政策を展開できる可能性のある議員Aを選ぶことが望ましいと判断します。
山崎 誠(やまざき まこと)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 62歳 (1962年11月22日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(みどりの風→)(日本未来の党→)(みどりの風→)(旧立憲民主党→)立憲民主党(菅G・重徳派) |
選挙区 | (比)南関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都練馬区で生まれる。 - 東京都立西高等学校に通う。 - 上智大学法学部法律学科を卒業、法学士(1987年取得)。ゼミでは国際政治学、国際関係論を専攻。 - 1993年、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科ビジネス専攻修士課程を修了。国際ビジネスの修士号を取得。 - 株式会社熊谷組や日揮株式会社に勤める。
政治家としてのキャリア
- 2006年3月、横浜市会議員補欠選挙(青葉区選挙区)に出馬し、初当選を果たす。 - 2007年、統一地方選で得票数トップで再選。 - 2009年、横浜市会議員を任期途中で辞職。同年の第45回衆議院議員総選挙に民主党公認で神奈川8区から出馬し、選挙区では敗れるも比例復活で当選。 - 2012年、民主党を離党後、みどりの風に合流。その後、日本未来の党の公認を受けるが、第46回衆議院議員総選挙では落選。 - 2017年、立憲民主党から比例東北ブロックで出馬し当選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で小選挙区では敗れたものの、比例復活で3回目の当選。
政治活動上の実績
- 2009年: 第45回衆議院議員総選挙で当選し、国会議員としてのキャリアを開始。 - 2010年9月: 民主党代表選挙では、現職の菅直人首相を支持。 - 2012年: 第46回衆議院議員総選挙で落選。 - 2017年: 第48回衆議院議員総選挙で立憲民主党から出馬し、当選を果たす。 - 2020年5月および2022年1月: 国会審議中にスマートフォンを操作していた件が報道され、批判を受ける。
政治的スタンス
- アベノミクスを評価しない。 - 消費増税の先送りに対しては、どちらかと言えば評価する。 - 安全保障関連法の成立を評価しない。 - 北朝鮮問題や森友学園問題への安倍内閣の対応を評価しない。 - 共謀罪法を評価しない。 - 消費税率を10%よりも高くすることにどちらかと言えば賛成。 - 選択的夫婦別姓の導入にどちらかと言えば賛成。 - 永住外国人への地方選挙権付与に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 山崎氏の職業倫理に関しては、複数回のスマートフォン操作事件が批判されており、その点については改善していく姿勢が問われる。 - 国際ビジネスに関する高い学歴を持ち、政策において国際的視点を持つことができる。 - 長期にわたり、各政党間を行き来した経歴があるが、一貫して立憲民主党にて活動。柔軟な政治的対応が可能かどうかは、立ち位置と一貫性に影響を与える可能性がある。
宗清 皇一(むねきよ こういち)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 54歳 (1970年08月09日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | (比)近畿 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1970年8月9日、大阪府東大阪市に生まれる。 - 大阪府立花園高等学校を卒業。 - 龍谷大学文学部文学科英文学専攻を卒業し、学士(文学)を取得。卒論のテーマはアーサー・ミラーの『セールスマンの死』。 - 民間企業での勤務経験を持つ。 - 塩川正十郎(自由民主党代議士)の事務所に入り、公設秘書として働き、塩川が第1次小泉純一郎政権で財務大臣に就任した際には公設秘書に起用される。
政治家としてのキャリア
- 2006年に大阪府議会東大阪市選挙区補欠選挙に無所属で立候補するも落選。 - 2007年、大阪府議会議員選挙で東大阪市選挙区より立候補し、2位で初当選。 - 2011年、大阪府議会議員選挙で2度目の当選。 - 平成24年度には大阪府議会において都市住宅常任委員会委員長を務める。 - 2012年に自由民主党の大阪府第13区支部長に選出され、衆議院議員総選挙候補者となる。 - 2014年、第47回衆議院選挙で初当選し、衆議院議員となる。 - 2017年、第48回衆議院選挙で再選。 - 2020年9月、菅義偉内閣で経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任し、その後の岸田内閣でも復興大臣政務官を務める。 - 2021年、第49回衆議院選挙では小選挙区で敗れたが、比例復活で3選。自由民主党大阪府連会長に選出されるが、2023年5月に辞任。
政治活動上の実績
- 2014年、第47回衆議院議員総選挙で当選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で再選、選挙活動において成果を出す。 - 2020年、菅義偉内閣での経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官就任。 - 2021年、第49回衆議院選挙にて小選挙区で日本維新の会の新人に敗れたが、比例区で復活当選。大阪府連会長の原田憲治の後任として府連会長に就任する。 - 2023年5月、第20回統一地方選挙での自由民主党の敗北を受け、自由民主党大阪府連会長を辞任。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度に反対。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官を歴任し、国政における経験を積む。 - 大阪府連会長としての経験を持つが、地方選挙での党の敗北に関連して辞任した経歴がある。 - 旧統一教会関連団体と関係があったという報道があり、秘書が教団系イベントに代理出席していたことが指摘されている。 - 超党派の愛煙家国会議員による議員連盟「もくもく会」に所属、自民党たばこ議員連盟にも所属している。