2024年10月衆議院議員ランキング 2回戦
山岸一生 vs 小島敏文
勝: 山岸一生
戦評
議員Aは比較的短い政治家キャリアながら、ジャーナリストとしての豊富な政治取材経験を有し、進歩的な政策を支持する姿勢を持っていることが評価される。彼の主張は社会の多様性を尊重するものであり、一貫した政策姿勢を示している。議員Bは長年の地方議会での実績と国政での複数の役職経験を持つが、すべての衆議院選挙当選が比例復活によるものであり、政策に対する一貫性が欠ける可能性がある。一貫した政策姿勢と進歩的なビジョンを重視する立場からは、議員Aが次の選挙で選ばれるべきと考える。
山岸 一生(やまぎし いっせい)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 43歳 (1981年08月28日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (旧立憲民主党→)立憲民主党(菅直人G) |
選挙区 | 東京9 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都三鷹市に生まれる。 - 川崎市立末長小学校、筑波大学附属駒場中学校・高等学校を卒業。 - 2004年に東京大学法学部を卒業。 - 同年に朝日新聞社に入社し、記者として勤務。 - 2010年から政治部記者として、総理大臣の菅直人の「総理番」として勤務する。 - 自民党総裁の谷垣禎一の番記者も務めた。 - 政治報道を専門とし、全国を取材して回る。
政治家としてのキャリア
- 2019年に朝日新聞社を退社。 - 同年7月、第25回参議院議員通常選挙に東京都選挙区から立憲民主党公認で立候補するが落選。 - 2019年11月、立憲民主党都連は次期衆院選挙に向け東京都第9区総支部長に選出。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙に東京都第9区から立候補し、初当選を果たす。 - 2024年の立憲民主党代表選挙において枝野幸男の推薦人となる。
政治活動上の実績
- 2019年第25回参議院議員選挙では次点で落選。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で初当選。 - 2024年の立憲民主党代表選挙で枝野幸男を推薦。 - 政策アンケートでは各種政策に対する積極的な反対や賛成の意見を示しているが、具体的な法案成立の記録は現段階では確認できない。
政治的スタンス
- 憲法改正について反対の立場。 - 憲法9条への自衛隊明記に反対。 - 緊急事態条項の設置に反対。 - 敵基地攻撃に対する明確な態度を持たず「どちらとも言えない」。 - 普天間基地の辺野古移設には反対。 - 歴史問題を巡る日韓関係については政府の現在の方針を支持。 - 選択的夫婦別姓制度や同性婚賛成。 - LGBT理解増進法案の早期成立に賛成。 - クオータ制の導入に賛成。 - アベノミクスを評価しない。 - 森友学園問題で再調査を求める。 - 原子力発電への依存をゼロにすべきだと主張。 - 新型コロナウイルス対策として消費税率の一時的な引き下げを支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 朝日新聞社での豊富な政治取材経験を有しており、政治の内情に精通していると考えられる。 - 政治家として比較的短いキャリアながらも、立憲民主党内での代表選挙で枝野幸男の推薦人を務めるなど、党内での一定の影響力を持つ。 - 選択的夫婦別姓や同性婚の推進など、進歩的な政策を支持する姿勢を示している。 - 過去の選挙においては敗北も経験しており、そこからの立て直しで衆議院議員の座を掴んだ努力と韌性が評価される。
小島 敏文(こじま としふみ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 74歳 (1950年09月07日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | (比)中国 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 広島県世羅郡世羅町に生まれる。 - 広島県立世羅高等学校を卒業。 - 大東文化大学経済学部経営学科を卒業。 - 1973年に中山正暉衆議院議員の秘書を務める。 - 1980年からは宮澤喜一衆議院議員の秘書を務める。
政治家としてのキャリア
- 1983年、広島県議会議員に初当選し、以後7期連続で当選。 - 2002年、広島県議会の副議長に就任。 - 2009年、広島県議会議員を辞職し、第45回衆議院議員総選挙に立候補。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で比例復活により初当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で比例復活により再選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で比例復活により3選。 - 2019年9月、第4次安倍第2次改造内閣で厚生労働大臣政務官に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例復活により4選。 - 2022年8月、第2次岸田第1次改造内閣で復興副大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2002年、広島県議会副議長に就任。 - 2019年9月、第4次安倍第2次改造内閣で厚生労働大臣政務官に就任。 - 2022年8月、第2次岸田第1次改造内閣で復興副大臣に就任。 - 4度の衆議院議員当選はすべて比例復活によるもの。 - EM菌議員連盟に所属し、環境問題にも関心を示す。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成している。 - 集団的自衛権の行使を禁じた憲法解釈の見直しに賛成。 - 日本の核武装については検討すべきでないとする。 - 女性宮家の創設に反対の立場を取る。 - 選択的夫婦別姓制度については当初「どちらとも言えない」としていたが、後に「反対」に転じている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたり議会活動を続け、地方政治から国政へとキャリアを積んできた経験を持つ。 - 複数の議員連盟や政治団体に所属し、幅広い政治テーマにも関わっている。 - すべての衆議院議員当選が比例復活によるものであるため、選挙区での支持については慎重な評価が必要。 - 政策に対する姿勢が変化している面も見られ、一貫性に対する批判も存在するかもしれない。 - 地域振興に関する著書を執筆しており、地域活性化への強い関心を示している。