2024年10月衆議院議員ランキング 27回戦
山口壯 vs 鷲尾英一郎
勝: 鷲尾英一郎
戦評
議員Aは国際政治学の博士号を持ち、外務省出身の経験豊富な国際政治の知識を持っています。彼は環境問題やジェンダー問題にも積極的で、部落問題に対する関与など多様な課題に取り組んでいますが、統一教会との関係が浮上したことで批判を受けています。 一方で、議員Bは経済の専門知識を背景に公認会計士や税理士としてのスキルを有し、財政健全化や核政策に関するしっかりとした姿勢を持っています。彼もまた複数の党を渡り歩いてきた経歴がありますが、政界での一貫した信念を持って行動しています。 議員Bは過去に統一教会関連についての誤解が生じた際に迅速に訂正を行っており、その点でより透明性を重視する姿勢を示しています。 両者とも多様な経歴を持ち、それぞれの分野での専門性がありますが、国民の信頼を得るための透明性や誠実さという条件において、議員Bの方がより信頼性があると判断されます。
山口 壯(やまぐち つよし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 70歳 (1954年10月03日生) |
所属政党 | 自由民主党 (新進党→)(無所属→)(無所属の会→)(民主党→)(無所属→)自由民主党(二階派) |
選挙区 | 兵庫12 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1954年10月3日に兵庫県相生市で生まれる。 - 淳心学院中学校・高等学校を卒業。 - 東京大学法学部第3類(政治コース)と第2類(公法コース)を卒業。 - 1979年に外務省に入省し、経済局国際機関第二課に配属される。 - 1980年から在米日本大使館で勤務しながら、ジョンズ・ホプキンズ大学で国際政治学博士号を取得。 - 1989年には在中華人民共和国大使館の一等書記官に赴任。
政治家としてのキャリア
- 1995年、新進党幹事長の小沢一郎の誘いで外務省を退官後、同年国政選挙に挑戦。 - 2000年、無所属で衆議院議員に初当選。 - 民主党に所属し、菅直人内閣や野田内閣で外務副大臣や内閣府副大臣を歴任。 - 2013年に民主党を離党し、無所属で二階派に参加。 - 2015年に自由民主党に入党し、環境大臣として第1次岸田内閣で入閣。 - 衆議院議員として7期目を迎える。
政治活動上の実績
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙(民主党公認)で兵庫12区で自民党候補を破り3選を果たす。 - 2011年から2012年にかけて、菅直人第2次改造内閣、野田内閣で外務副大臣を務める。 - 2016年、衆議院安全保障委員長に就任。 - 2021年、埼玉県での太陽光発電所計画について見直しを求める意見書を環境大臣として提出。 - 2022年、世界平和統一家庭連合関連イベントに祝電を送ったと明らかにし、批判を招く。
政治的スタンス
- 憲法改正には賛成の立場をとるが、9条への自衛隊明記には明確に賛成。 - 北朝鮮問題においては対話と圧力の両方が必要であると考える。 - ジェンダーに関しては、選択的夫婦別姓制度導入に積極的である。 - 原子力発電への依存度を下げるべきという立場を取る。 - 部落問題には積極的に関与し、法律成立に尽力。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 外務省出身で、国際政治学の博士号を持つ有識者としての資質。 - 複数の政党に渡る経歴は、政治状況に応じた柔軟な対応能力を示す一方、党派を超えた協力姿勢を見せる。 - GLや宗教団体との関係について報じられており、国民からの信頼に対する説明責任が求められる。 - 周囲からは誠実だが、余計なことを言い過ぎるとして危惧する声も報告されている。 - 地元への影響力や知名度には強みがあるが、統一教会との関係について広がる批判に対する対応が鍵となる。
鷲尾 英一郎(わしお えいいちろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 48歳 (1977年01月03日生) |
所属政党 | 自由民主党 (民主党(鳩山G)→)(民進党(民社協会・国軸の会)→)(無所属→)自由民主党(二階派) |
選挙区 | (比)北陸信越 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 新潟県新潟市生まれ。実家は魚屋で、祖父は珠算塾を経営していた。 - 新潟市立坂井東小学校、新潟市立坂井輪中学校、新潟県立新潟高等学校を経て、東京大学経済学部を卒業。 - 2001年、新日本監査法人に入社。 - 2005年、新日本監査法人を退社し、鷲尾英一郎公認会計士・税理士・行政書士事務所を開業。
政治家としてのキャリア
- 2005年、第44回衆議院議員総選挙に民主党公認で新潟2区から出馬し、比例復活で初当選。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙で新潟2区から出馬し、当選。 - 2012年、野田第3次改造内閣で農林水産大臣政務官に就任。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で無所属で新潟2区から出馬し当選。 - 2019年、自民党に入党し、同年には二階派に入会。 - 2020年、外務副大臣に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例北陸信越ブロックから出馬し6選。
政治活動上の実績
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙で新潟2区で当選。 - 2010年、石川知裕衆議院議員の逮捕を考える会に参加。 - 2012年、比例復活により3選を果たし、農林水産大臣政務官を歴任。 - 2017年、無所属で新潟2区で当選し、野党共闘が他の選挙区では成立していた中で結果を出す。 - 2019年、立場を変え自民党に入党。 - 駐日イラン大使館の式典において、日本の外務副大臣としてメッセージを寄せたことがある。 - 新潟市長選挙において保守系候補を支援。
政治的スタンス
- 財政健全化について、現状の政府の取り組みに疑問を示している。 - 永住外国人への地方選挙権付与、人権侵害救済法案、朝鮮学校の授業料無償化について慎重な立場。 - 集団的自衛権の行使を禁じた内閣法制局の憲法解釈の見直しに賛成。 - 日本国憲法第九条の改正、憲法緊急事態条項の創設に賛成。 - 原子力規制委員会の新基準を満たした原発の再稼働に賛成しつつ、将来的には廃止すべきとの姿勢を示す。 - TPPへの参加には反対の立場を取っている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 資格を持つ公認会計士、税理士、行政書士として、経済の専門知識を有している。 - 国会対策副委員長として、党内および社会と幅広く連携を図る能力を持つ。 - 二階派に所属し、自由民主党内の政策形成において影響力を持つ。 - 過去には民主党、民進党、無所属と複数の党を渡り歩いた経歴があり、変動する政治的立場がある。 - 統一教会との接点については一時的に認識を誤って回答したことがあったが、その後訂正を行っている。