2024年10月衆議院議員ランキング 12回戦
尾身朝子 vs 金子恭之
勝: 金子恭之
戦評
両議員ともに政治資金や倫理に関する問題を抱えていますが、議員Bは政治経験が豊富で、多数の役職を経験していることにより、政治的知見とリーダーシップが評価されます。ただし、迂回献金問題や地方議会への介入の批判もあり、誠実さには疑問が残ります。それに対し、議員Aは外務大臣政務官や総務副大臣としての経験がありますが、政治資金の不正問題が最近発覚しており、将来の信頼性に懸念があります。どちらも一長一短あるが、経験の豊富さと役職での実績を考慮すると議員Bがリーダーシップを発揮する可能性が高いと思われます。
尾身 朝子(おみ あさこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 63歳 (1961年04月26日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | (比)北関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1961年、東京都千代田区で生まれる。 - 小学校3年から中学1年までニュージャージー州で過ごす。 - 東京大学法学部を卒業。 - NTTに入社し、J-STAGEの企画、開発、運用プロジェクトのリーダーを務める。 - 2002年、NTTを退社しITコンサルタントとして起業。株式会社ブライトホープを設立し、情報通信事業を行う。 - 東海大学総合科学技術研究所の非常勤教授を務める。 - STSフォーラムの秘書室長や事務局長を務める。
政治家としてのキャリア
- 2004年、参議院議員選挙に自民党公認で比例区から出馬するが落選。 - 2007年にも参議院議員選挙に比例区から出馬するが再度落選。 - 2014年、衆議院議員総選挙に比例北関東ブロックから出馬し初当選。 - 自民党文部科学部会の副部会長を務める。 - 2017年、群馬1区から出馬し当選。 - 2019年、外務大臣政務官に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙では比例北関東ブロック単独で出馬し当選。 - 2022年、総務副大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2019年、外務大臣政務官として内閣での経験を積む。 - 2022年、総務副大臣として地方行政や統計業務に携わる。 - 政治資金パーティー収入の不記載問題で戒告を受ける(2024年)。
政治的スタンス
- 憲法第9条の改正に賛成。 - 集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更に賛成。 - アベノミクスを支持し評価。 - 原発の必要性を主張。 - 特定秘密保護法を支持。 - 小中学校の道徳教育および評価に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 父が元財務大臣で、世襲政治家としての側面を持つ。 - 海外経験があり、多文化に対する理解がある。 - ITコンサルタント経験を持ち、情報通信分野の知識が豊富。 - 政治資金問題による戒告を受け、政治倫理に対する監視が重要。
金子 恭之(かねこ やすし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 63歳 (1961年02月27日生) |
所属政党 | 自由民主党 (無所属(21世紀クラブ)→)(無所属の会→)自由民主党(無派閥→岸田派→無派閥) |
選挙区 | 熊本4 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1961年、熊本県球磨郡深田村(現あさぎり町)で生まれる。 - 熊本県立人吉高等学校を卒業。 - 早稲田大学商学部を卒業し、商学士を取得。 - 参議院議員秘書として勤務(田代由紀男議員)。 - 1992年から園田博之衆議院議員の秘書を務める。
政治家としてのキャリア
- 2000年、第42回衆議院議員総選挙に熊本5区から出馬し初当選を果たす。 - 2003年、自民党青年局長に就任。 - 2005年、第3次小泉改造内閣で農林水産大臣政務官に任命される。 - 2008年、福田康夫改造内閣で国土交通副大臣に就任し、麻生内閣まで務める。 - 2021年、岸田内閣で総務大臣として入閣。 - 複数回にわたり衆議院議員に当選し、8回連続当選を果たす。
政治活動上の実績
- 2000年、無所属で初当選し、同年の加藤の乱では森内閣不信任決議案の採決に欠席。 - 2005年、農林水産大臣政務官として食品安全の向上に取り組む。 - 2008年、国土交通副大臣として地域開発の推進に尽力。 - 2021年、総務大臣として地方行政のデジタル化を推進。 - 2000年から2001年にかけての迂回献金問題で不名誉を被る。 - 2021年、選択的夫婦別姓制度に関する議論で地方議会への介入を試み批判を受ける。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成。 - 集団的自衛権の行使を禁じた憲法解釈の見直しに賛同。 - 日本の核武装には慎重で反対。 - 選択的夫婦別姓制度導入に反対し、関連活動も行う。 - 消費税の増税や原発再稼働に賛成。 - 日本のTPP参加に強く反対、外国人参政権にも否定的。 - たばこ関連団体からの献金を受けており、政治資金規正の全面禁止に反対。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたる国政経験と多くの役職経験からくる専門性と知見がある。 - 自民党青年局長などとしてリーダーシップを発揮。 - 憲法改正や防衛問題への精通と積極的な意見表明を行う一方、迂回献金問題や地方議会への介入などで誠実さに疑問が投じられたことも。 - 多様な立場や意見への理解と対応への期待が課題として残る。