2024年10月衆議院議員ランキング 19回戦
尾崎正直 vs 木原誠二
勝: 木原誠二
戦評
議員Aは、地方行政での長い経験と安定した支持基盤を持ちながらも、旧統一教会との関係が問題視されています。一方、議員Bは、中央での重要役職を多数経験し外交や安全保障に精通していますが、統一教会との関係や妻の元夫不審死事件について説明責任が問われています。どちらも問題を抱えていますが、国政での多岐にわたる経験を持つ議員Bの方が、国家レベルでの政策決定や外交政策への貢献が期待できるでしょう。
尾崎 正直(おざき まさなお)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 57歳 (1967年09月14日生) |
所属政党 | 自由民主党 (無所属→)自由民主党(二階派) |
選挙区 | 高知2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1967年9月14日、高知県高知市に生まれる。 - 1986年3月、土佐中学校・高等学校を卒業。 - 1991年4月、東京大学経済学部を卒業し、大蔵省に入省。関税局国際調査課に配属される。 - 1992年から1995年にかけて、大蔵省内部の様々な課での勤務を経る(関税局国際機関課、大臣官房調査企画課、理財局資金第一課企画係長として従事)。 - 1997年7月、行田税務署長に就任。 - 1998年5月から2001年まで在インドネシア日本大使館で二等書記官として勤務し、その後一等書記官に昇進。 - 2006年、内閣官房副長官秘書官に就任。
政治家としてのキャリア
- 2007年11月、高知県知事選挙に無所属で出馬し、初当選。自由民主党、民主党高知県連、公明党、社会民主党の推薦を得た。 - 2011年11月、高知県知事選挙で無投票再選を果たす。 - 2015年10月、高知県知事選挙で再び無投票当選し、3選。 - 2021年10月、衆議院議員に自由民主党公認で出馬し、高知2区で初当選を果たす。 - 国土交通大臣政務官兼内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官などを歴任。
政治活動上の実績
- 2007年11月、高知県知事に初当選し、任期中に県政に携わる。 - 2013年1月、政府の教育再生実行会議の委員を務めた(この役職は2015年10月まで続けた)。 - 2015年10月、2度目の無投票選出で高知県知事として3選を飾る。 - 2021年10月の衆議院選挙で高知2区から出馬し、立憲民主党の前職を破って当選。
政治的スタンス
- 自由民主党所属で、政党の政策方針に沿ったスタンスをとる。 - 旧統一教会関連団体との関係が問題視されており、かつての教団関連会合で挨拶をしていたとされる。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 経済学士としての知識を背景に、財務省官僚としての経験を持つため、公務員としての専門性を持つ。 - 地方政治において高知県知事を3期務め、多くの無投票当選を果たすなど安定した支持基盤を持っていた。 - ただし、旧統一教会との関係が取り沙汰されており、その点が国民の代表としての適格性判断に影響する可能性がある。
木原 誠二(きはら せいじ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 54歳 (1970年06月08日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | 東京20 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1970年6月8日、東京都渋谷区生まれ。生後9か月から5歳までシカゴに居住。 - 1979年5月にアムステルダムに移り、12月に新宿区立戸塚第二小学校へ転入。 - 武蔵中学校・高等学校を経て、1993年3月に東京大学法学部を卒業。 - 1993年4月に大蔵省に入省。証券局証券業務課に配属。 - 1995年~1997年、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに留学。 - 帰国後、大蔵省主計局法規課勤務。 - 1999年~2001年、英国大蔵省に出向。 - 2001年7月、財務省大臣官房文書課長補佐(審査管理)兼大臣官房秘書課長補佐(調査)となる。 - 2003年7月から国際局の課長補佐を2年務める。 - 2005年7月、岩見沢税務署長に任命されるが、同年郵政解散を受け出馬するため退職。
政治家としてのキャリア
- 2005年9月11日、第44回衆議院議員総選挙で初当選(東京20区)。 - 2009年8月30日、第45回衆議院議員総選挙で落選。 - 2012年12月16日、第46回衆議院議員総選挙で当選し、国政に復帰。 - 2013年9月、第2次安倍内閣で外務大臣政務官に就任(1年間務める)。 - 2015年10月、外務副大臣に就任。 - 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で再選(4選)。 - 2021年10月、内閣官房副長官に就任(第1次岸田内閣・第2次岸田内閣)。 - 2021年12月、内閣総理大臣補佐官(国家安全保障に関する重要政策担当)を辞任。 - 2023年2月、内閣総理大臣補佐官(国家安全保障に関する重要政策及び核軍縮・不拡散問題担当)に就任。 - 2023年9月、内閣官房副長官及び内閣総理大臣補佐官を辞任。自由民主党幹事長代理兼政務調査会長特別補佐に就任。
政治活動上の実績
- 2005年、第44回衆議院議員総選挙で初当選。郵政解散選挙で当選。 - 2013年、第2次安倍内閣で外務大臣政務官として活動。 - 2015年、外務副大臣として重要外交政策に関与。 - 2016年、ダッカのテロ事件で現地対策本部長を務め、犯行現場視察や遺族支援を行う。 - 2021年、内閣官房副長官に就任。 - 旧統一教会との関係や公权力を巡る疑惑が報じられる(2022年~2023年)。 - 妻の元夫不審死事件に関連する報道で週刊誌を訴える(2023年)。
政治的スタンス
- 憲法改正については賛成。特に憲法9条への自衛隊の明記を支持。 - 緊急事態条項の設置について賛成。 - 敵基地攻撃能力の保有を容認。 - 普天間基地の辺野古移設問題では政府方針を支持。 - 過去の日韓歴史問題については、より強い態度で臨むことに賛成。 - 選択的夫婦別姓には賛成する一方で、同性婚には反対。 - 原子力発電の依存度は下げるべきとの立場。 - 消費税10%維持を支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 総理の最側近とされ、重要な役職を歴任。 - 過去の統一教会関連団体との関係問題が報じられ、説明責任を問われる。 - 妻の元夫の不審死事件への対応が不透明とされ、既存の警察調査に対する疑念が残る。 - 外務副大臣や内閣官房副長官としての外交・安全保障分野での経験が豊富。 - 財務省出身で、国内外の経済政策にも精通。