2024年10月衆議院議員ランキング 28回戦
小野寺五典 vs 上田英俊
勝: 小野寺五典
戦評
議員Aは長い国政経験と防衛・外交での実績を持ち、特に防衛分野では大臣職を二度務め、政策の実務に携わっています。一方、議員Bは地域政治における長年の経験と新しく国政に参入した勢いを持ち、地元で強い支持を得ています。議員Aは過去に寄付行為による問題を経験していますが、その後も政治家としてのキャリアを積み上げてきました。議員Bについては、国政の経験はまだ少ないものの、県議会での長期間の実績と情熱が評価できます。これらの要素を考慮し、長年の国政経験と専門分野での実績を持ち、防衛や外交問題に強い議員Aがより適切であると判断されます。
小野寺 五典(おのでら いつのり)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 64歳 (1960年05月05日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | 宮城6 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1960年、宮城県気仙沼市で生まれる。 - 宮城県気仙沼高等学校卒業。 - 東京水産大学水産学部海洋環境工学科を卒業。 - 1983年、宮城県庁入庁し、水産資源に関する業務に従事。 - 1990年、宮城県庁を退職し松下政経塾に11期生として入塾。 - 1993年、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。 - 東北福祉大学の専任講師を経て1996年に同大学で助教授に昇格。
政治家としてのキャリア
- 1997年、衆議院議員選挙で初当選(宮城6区)。 - 2003年、衆議院に再度当選。 - 第3次小泉内閣で外務大臣政務官に任命される。 - 2007年、第1次安倍改造内閣および福田康夫内閣で外務副大臣に就任。 - 2012年、第2次安倍内閣で第12代防衛大臣に就任。 - 2017年、第3次安倍第3次改造内閣で再度防衛大臣に就任。 - 2023年10月、衆議院予算委員長に就任。 - 2024年9月、自民党政務調査会長に就任。
政治活動上の実績
- 1997年、小野寺は初めて衆院選で当選するも、寄付行為で2000年に辞職し、公民権が3年間停止される。 - 2012年から2014年、第2次安倍内閣において防衛大臣を務め、防衛政策の見直しに寄与。 - 2017年から2018年、再度防衛大臣として「日報隠蔽問題」など防衛省の課題処理に携わる。 - 2013年11月、特定秘密保護法案の採決で賛成票を投じた。 - 2022年1月、トンガ噴火に関する津波警報の対応を批判。
政治的スタンス
- 日本国憲法の改正に賛成し、集団的自衛権の行使を禁じた内閣法制局の憲法解釈見直しを支持。 - 女性宮家創設に反対。 - 日本のTPP参加に反対。 - 日本の核武装について「将来にわたって検討すべきでない」との立場を取る。 - 選択的夫婦別姓制度には「どちらともいえない」という立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 防衛大臣として2度の経験を持ち、防衛や外交分野での豊富な経験と知識を持つ。 - 義父が元気仙沼市長であることから地方政治と国政の両方に精通している。 - 寄付行為による罰金刑などマイナスの実績があるが、その後の再起を果たしている。 - 東日本大震災の際には自身の家が全壊する被害を受けていることから、被災地問題に対する理解が深い。 - 政治的スタンスは保守的であり、防衛や憲法問題について明確な意見を持つ。
上田 英俊(うえだ えいしゅん)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 60歳 (1965年01月22日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(茂木派) |
選挙区 | 富山2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 富山県下新川郡入善町で生まれる。 - 入善町立入善小学校、入善町立入善中学校、富山県立魚津高等学校を卒業。 - 早稲田大学政治経済学部を卒業。 - 早稲田大学雄弁会OB。 - 長勢甚遠衆議院議員公設秘書を務める。
政治家としてのキャリア
- 1999年から2021年の間、富山県議会議員を6期務める。 - 2021年に富山2区から自由民主党の公認を得て衆議院議員に初当選。 - 自由民主党総務および地方組織・議員総局長を歴任。
政治活動上の実績
- 1999年より富山県議会議員選挙で無所属で初当選、続く選挙では自由民主党から出馬し連続当選を果たす。 - 2021年の第49回衆議院議員総選挙で、立憲民主党の新人と対決し、倍以上の得票差で初当選を果たす。 - 自民党たばこ議員連盟に所属。
政治的スタンス
- 自由民主党茂木派に所属しており、党の政策を支持。 - 自民党たばこ議員連盟所属として、たばこ産業に関する政策には特に関心を持って取り組んでいると考えられる。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたる県議会議員の経験から地方政治に精通している。 - 議員秘書としての経験により国政における実務能力も持ち合わせている。 - 初めての国政選挙で圧倒的多数の支持を得たことから、地元での信頼や支持が厚いと考えられる。