2024年10月衆議院議員ランキング 24回戦
小林史明 vs あべ俊子
勝: 小林史明
戦評
議員Aと議員Bの比較において、議員Aはデジタル技術、外交、安全保障、経済政策に対する深い知識と経験を持ち、多様な政策領域で高い実績を示している。特に彼のIT関連の知識とプロジェクトマネジメント経験は、これからのデジタル社会において国が直面する課題に大きな力となる可能性がある。また、国際的な支援活動の経験が、外交的な資産となるだろう。一方、議員Bは医療・看護の分野での専門性と豊富な国際経験を有しており、これが特に国家の社会福祉や医療政策において非常に有効である。しかし、不祥事の影響はマイナス要因として考慮されるべきである。総合的に判断すると、議員Aはデジタル変革や国際協力、幅広い政策立案能力において多角的な見識と実績を持ち、これが今後の急速な社会変化に適応し得るため、選ばれるべきであると判断する。
小林 史明(こばやし ふみあき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 41歳 (1983年04月08日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | 広島7 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1983年4月8日、富山県高岡市に三人兄弟の末っ子として生まれる。後に広島県福山市に転居。 - 英数学館高等学校を卒業。 - 上智大学理工学部化学科を卒業。 - 2007年に株式会社NTTドコモに入社。法人営業と人事の採用担当を務めた。特に、おサイフケータイの登場時に、その将来性からテクノロジーの社会的影響力を実感する。 - 群馬支店配属時、モバイル通訳機能の可能性を感じ、テクノロジーによる社会変革を志向する。
政治家としてのキャリア
- 2012年、自由民主党広島県第7選挙区支部の支部長に就任し、第46回衆議院議員総選挙で初当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で再選。 - 2016年、国土交通部会副部会長を拝命し、行政改革推進本部本部長補佐に就任。 - 2017年、第3次安倍改造内閣にて総務大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任し、政権内で多くのプロジェクトを立ち上げる。 - 2019年、自由民主党青年局長に就任し、行政改革推進本部規制改革チーム座長となる。 - 2021年、デジタル副大臣兼内閣府副大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2017年、養殖漁業への参入ルールを見直すべく「水産庁特別班」の提言を行う。 - 総務大臣政務官時には、多岐にわたる電波政策、労働改革、ICTインフラの推進などのプロジェクトを指揮。 - 日本漁業再生のための個別漁獲枠(IQ)制度の導入を提言し、水産政策の変革に取り組む。 - 2013年から海外支援活動を行い、特にフィリピンと台湾の被災地に対してクラウドファンディングを利用した支援を実施。
政治的スタンス
- 敵基地攻撃能力の保有に賛成。 - 将来的な核武装反対を明言。 - 消費税率10%の維持を支持。 - 原発の将来的な廃止を目指し、外国人労働者の受け入れを推進。 - 憲法改正に賛成し、特に憲法9条の改正を支持。 - 女性天皇、選択的夫婦別姓、同性婚の合法化を支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治家としての経験が豊富で、デジタル技術分野での深い知見を持つ。 - 経済、外交、安全保障にわたる幅広い政策立案能力。 - 政治家として成功を収めつつも、クラウドファンディングを駆使した実践的な支援活動を展開。 - 旧統一教会関連団体との関係が報じられており、この点が評価軸となる可能性。 - 多数の議員連盟に所属し、多角的視点での政策推進に貢献。
あべ 俊子(あべ としこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 65歳 (1959年05月19日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(谷垣G→佐藤G→麻生派→無派閥) |
選挙区 | (比)中国 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 宮城県石巻市生まれ。 - 宮城学院中学校・高等学校を卒業。 - 宮城学院女子短期大学を卒業後、栄養士として働きながら准看護師学校へ通学。 - アラバマ大学バーミングハム校と同大学院、イリノイ大学シカゴ校大学院に留学し、博士号を取得。 - 帰国後、東京医科歯科大学助教授に就任。 - その後、日本看護協会副会長を務める。
政治家としてのキャリア
- 2005年、第44回衆議院議員総選挙で初当選(比例中国ブロック)。 - 岡山3区でも干渉し、以降6回当選(重複立候補も含む)。 - 文部科学副大臣、外務副大臣、農林水産副大臣、外務大臣政務官を歴任。 - 自由民主党副幹事長、国会対策委員会副委員長も務める。 - 2024年、文部科学大臣に初入閣。
政治活動上の実績
- 2005年、比例中国ブロックで初当選(第44回衆議院議員総選挙)。 - 2014年、農林水産副大臣に就任(第2次安倍改造内閣)。 - 2024年、文部科学大臣に就任(第31代)。 - 臓器移植法改正案では、B案の提出者の一人として政策提案。 - 不祥事:2020年、虐待や性暴力に関する支援団体で「Colabo」が運営する施設を視察中に不適切な行動を指摘され謝罪。 - 2022年、地元事務所スタッフがひき逃げ事件を起こし、捜査を受ける。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成。 - 集団的自衛権行使を禁じる政府の憲法解釈見直しに賛成。 - 日本の核武装を検討することに前向きな姿勢。 - 原子力規制委員会の新基準を満たした原発再開に賛成。 - 女性宮家創設に賛成。 - TPP参加に反対。 - 選択的夫婦別姓制度について「どちらとも言えない」との立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 看護師および看護協会での豊富な経験を持つ。 - 国際的な教育/経験を持つ(アメリカ留学時の博士号取得)。 - 多岐にわたる政策提案および副大臣としての経験。 - 対立を避けず、意見を表明する姿勢(憲法改正等の立場表明)。 - 政治活動中の不祥事や批判に対する対応能力が求められる。