2024年10月衆議院議員ランキング 28回戦
小山展弘 vs 松本尚
勝: 小山展弘
戦評
両議員ともにそれぞれ特色ある政治キャリアと背景を持っているが、選択は議員Aとすべきである。 - **議員A**は長い政治経験を持ち、多様な政治的活動を展開してきた。特に農水分野における政策推進や、地域振興についての具体的な提案を行っており、地元や特定の産業に対する理解と貢献が明白である。また、地域社会の開発と経済支援に取り組んでいる点から、国民生活に密接する分野での活動が評価できる。 - **議員B**は医師としての豊富なキャリアを持ち、特に救急医療での実績は社会的貢献が大きい。しかし、政治家としての経験はまだ浅く、防衛政策への関与もあるが、政策実績がまだ限定的である。 議員Aの方が政治家としての経験年数と実績があり、地域に根ざした政策を長年実施していることから、次の選挙で続投させることが妥当であると判断した。
小山 展弘(こやま のぶひろ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 49歳 (1975年12月26日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党(鹿野グループ)→)(民進党(細野G)→)(国民民主党→)立憲民主党(一丸の会) |
選挙区 | 静岡3 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1975年、静岡県小笠郡大須賀町(現・掛川市)に生まれた。 - 静岡県立磐田南高等学校を卒業。 - 早稲田大学政治経済学部を卒業。 - 早稲田大学大学院政治学研究科修士課程を修了し、修士の学位を取得。 - 修了後、農林中央金庫に就職。 - 松下政経塾に入塾するも、民主党静岡県第3区総支部の支部長に就いたため退塾。 - 民主党静岡県第三区総支部支部長を2007年に務めた。
政治家としてのキャリア
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙に静岡3区から出馬し、当選。 - 2010年、鹿野道彦の推薦人として名を連ねる。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で落選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で比例復活を果たし、再選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で再び落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で再度当選し、3期目を果たす。
政治活動上の実績
- 2012年、野田佳彦内閣のTPP締結や消費税増税に批判的立場を取る。 - 2017年、自衛隊の日報問題を追及。 - 2015年の農協法改正に反対の意を表明。 - 主要農作物種子法廃止に反対し、討論を行う。 - 茶業振興のため、政府に対策を要求。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度については「どちらとも言えない」とする。 - 日本版CIFIUSの創設を求め、日本国内の技術流出防止を重視。 - 不妊治療の健康保険適用や所得制限緩和を訴求。 - いきすぎた金融緩和の是正を求め、地域金融機関の経営安定を強調。 - 農水分野における日本型直接支払制度の拡充を提案。 - 森林整備による環境保全を推進。 - 報徳思想および協同組合振興を重視し、関連する政策を推進。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 早稲田大学及び同大学院で政治学を修め、修士号を取得している。 - 政党間の政策推進や立法活動に関する議員連盟に幅広く参加しており、多様な政策に関心を持つ。 - 報徳思想の普及や協同組合の振興を継続して支持しており、地域社会の開発と経済支援に重きを置く。 - 支持団体の推薦を受けている点で、労働・公共交通・地域振興の議題に対しての理解と支援が期待されやすい。
松本 尚(まつもと ひさし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 62歳 (1962年06月03日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | 千葉13 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1962年、石川県金沢市生まれ。 - 金沢大学附属幼稚園、小学校、中学校、高等学校を卒業。 - 1987年に金沢大学医学部医学科を卒業し、金沢大学医学部第2外科学教室に入局。 - 金沢大学医学部附属病院、黒部市民病院、富山県立中央病院、国立金沢病院に外科医として勤務。 - 1992年から金沢大学附属病院救急部・集中治療部助手を務める。 - 1995年に日本医科大学救急医学教室助手および日本医科大学付属病院高度救命救急センターで勤務し、ドクターヘリによる病院前救急診療の第一人者として活動。 - 2008年、日本医科大学医学部救急医学教室准教授および日本医科大学千葉北総病院救命救急センターに在籍。 - 2014年、日本医科大学医学部教授、日本医科大学千葉北総病院副院長・救命救急センター部長となる。 - 英国アングリア・ラスキン大学でMBAを取得。
政治家としてのキャリア
- 2021年、自民党千葉県連が松本を千葉県第13区支部長に内定。 - 同年、日本医科大学を退職し特任教授に就任する。 - 2021年10月31日の第49回衆議院議員選挙で初当選。選挙区は千葉県第13区。 - 2023年、第2次岸田第2次改造内閣において防衛大臣政務官に就任。
政治活動上の実績
- 2021年10月、第49回衆議院議員選挙で立憲民主党、維新の会候補を破り初当選。当選後は防衛大臣政務官として、防衛関連の政策立案に携わる。 - 2023年、自民党五派閥政治資金パーティーをめぐる裏金問題の際、任期中の政務官留任が決定される。
政治的スタンス
- 自由民主党に所属し、自民党千葉県第13区支部長として政策を推進している。 - 防衛政策に関与しており、防衛大臣政務官としての職務を遂行している。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 医師としてのキャリアを持ち、特に救急医学においてドクターヘリによる救命活動の第一人者として知られる実績。 - 高度な学識を持ち、医学教授として教育・研究にも貢献してきた。 - 英国でMBAを取得するなど、国際的な視点と経営的素養がある。 - 政治家として短いキャリアであるが、防衛政策等に関与し、着実に経験を積んでいる。 - 政治資金パーティーをめぐる問題の中で留任が決定され、政治的信頼を保持している。