2024年10月衆議院議員ランキング 1回戦
小山展弘 vs 坂本哲志
勝: 坂本哲志
戦評
議員Aは農政や環境政策に積極的に取り組み、早稲田大学での修士号を活かし、多様な政策に関心を持っています。一方で、選挙での安定性に欠ける面があります。議員Bは豊富な行政経験と熊本地震復興支援に注力していますが、過去の発言や行動により批判を受けたことがあり、国民とのコミュニケーションに課題があります。議員Aは特定の分野に強いが、幅広い分野での実績が問われ、議員Bは広範な責任を持っていたが批判も受けており、選挙での安定と信頼を得ることが重要です。両議員を比較した場合、地域密着型で安定的な支持基盤を持ち、多くの支持者からコミュニケーションにおける信頼も得やすい議員Bが選挙で選ばれるべき人物として適していると判断できます。
小山 展弘(こやま のぶひろ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 49歳 (1975年12月26日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党(鹿野グループ)→)(民進党(細野G)→)(国民民主党→)立憲民主党(一丸の会) |
選挙区 | 静岡3 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1975年、静岡県小笠郡大須賀町(現・掛川市)に生まれた。 - 静岡県立磐田南高等学校を卒業。 - 早稲田大学政治経済学部を卒業。 - 早稲田大学大学院政治学研究科修士課程を修了し、修士の学位を取得。 - 修了後、農林中央金庫に就職。 - 松下政経塾に入塾するも、民主党静岡県第3区総支部の支部長に就いたため退塾。 - 民主党静岡県第三区総支部支部長を2007年に務めた。
政治家としてのキャリア
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙に静岡3区から出馬し、当選。 - 2010年、鹿野道彦の推薦人として名を連ねる。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で落選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で比例復活を果たし、再選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で再び落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で再度当選し、3期目を果たす。
政治活動上の実績
- 2012年、野田佳彦内閣のTPP締結や消費税増税に批判的立場を取る。 - 2017年、自衛隊の日報問題を追及。 - 2015年の農協法改正に反対の意を表明。 - 主要農作物種子法廃止に反対し、討論を行う。 - 茶業振興のため、政府に対策を要求。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度については「どちらとも言えない」とする。 - 日本版CIFIUSの創設を求め、日本国内の技術流出防止を重視。 - 不妊治療の健康保険適用や所得制限緩和を訴求。 - いきすぎた金融緩和の是正を求め、地域金融機関の経営安定を強調。 - 農水分野における日本型直接支払制度の拡充を提案。 - 森林整備による環境保全を推進。 - 報徳思想および協同組合振興を重視し、関連する政策を推進。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 早稲田大学及び同大学院で政治学を修め、修士号を取得している。 - 政党間の政策推進や立法活動に関する議員連盟に幅広く参加しており、多様な政策に関心を持つ。 - 報徳思想の普及や協同組合の振興を継続して支持しており、地域社会の開発と経済支援に重きを置く。 - 支持団体の推薦を受けている点で、労働・公共交通・地域振興の議題に対しての理解と支援が期待されやすい。
坂本 哲志(さかもと てつし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 74歳 (1950年11月06日生) |
所属政党 | 自由民主党 (自由民主党→) (新党さきがけ→) (自由民主党→)(無所属(グループ改革)→)自由民主党(森山派→無派閥) |
選挙区 | 熊本3 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 熊本県菊池郡陣内村(現・大津町)出身。 - 中央大学法学部政治学科を卒業(ゼミは地方自治、行政学)。 - 熊本日日新聞社に入社。
政治家としてのキャリア
- 1991年、熊本県議会議員選挙に自由民主党公認で初当選。県議を4期務める。 - 1998年、新党さきがけに入党したが後に自由民主党に復党。 - 2003年、第43回衆議院議員総選挙に熊本3区から無所属で出馬し当選。 - 2008年、福田康夫改造内閣で総務大臣政務官に任命される。 - 2020年、菅義偉内閣で内閣府特命担当大臣(少子化対策、地方創生)として初入閣。 - 2023年、農林水産大臣に就任。
政治活動上の実績
- 孤独・孤立対策担当大臣として、社会的孤独・孤立の問題に対する対策を推進(2021年)。 - 熊本地震の復興支援に尽力し、地域再生のための制度改善を主張した。 - 第46回衆議院議員総選挙後、総務副大臣及び内閣府副大臣を歴任し、地方分権改革に携わる。 - 新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言下で派閥の石原伸晃氏と会食し、批判を受ける(2021年)。 - 2009年の「年越し派遣村」に関する発言で批判を受け、撤回・謝罪。
政治的スタンス
- 熊本地震復興支援を重要政策とし、自治体の負担軽減を提案。 - 水俣条約の推進を通じた公害対策に注力。 - 受動喫煙問題では厳格な屋内禁煙に反対、経営者の選択権を支持。 - 選択的夫婦別姓制度に反対。 - 農業分野では、中山間地の農業支援と収入補償制度の必要性を訴える。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 熊本県出身として、地元の復興支援に熱心である点。 - 政務経験が豊富で、多岐にわたる行政領域での役職を経験している。 - 過去に発言や行動で批判を受けた経験もあり、国民とのコミュニケーションにおける課題が指摘される。 - たばこ議員連盟の事務局長を務めるなど特定の業界との関係に対する懸念。