2024年10月衆議院議員ランキング 6回戦
宮路拓馬 vs 井坂信彦
勝: 宮路拓馬
戦評
議員Aは、総務省での豊富な行政経験と複数回の大臣政務官としての業務を通じて、政策立案・実行における実績があります。また、フェムテック振興や性暴力撲滅、障害者の権利擁護といった現代的な社会問題に積極的に取り組んでおり、ジェンダー平等や地域の地場産業の振興に注力しています。ただし、原子力発電の現状維持や受動喫煙対策に関する姿勢については一部で批判があります。 議員Bは、地方自治体と国政の多岐にわたる活動経験を持ち、地域に密着した政治スタンスを持っています。特に同一労働同一賃金法の成立への貢献や、消費税の引き下げといった国民目線の改革に取り組んできた点が評価できます。しかし、憲法改正や防衛政策について曖昧さが残る姿勢も見られます。 総合的に見て、議員Aは、行政と立法の双方での経験を持ち、現代的課題への対応力が高く、地域社会への貢献度も十分です。長期的視点での持続可能な政策形成において、一定の支持を集めることができると考えられます。よって、議員Aが次の選挙で選ばれるべきです。
宮路 拓馬(みやじ たくま)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 45歳 (1979年12月06日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(森山派→無派閥) |
選挙区 | 鹿児島1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 鹿児島県加世田市(現南さつま市)に生まれる。 - 加世田聖母幼稚園、鹿児島市立桜丘東小学校、鹿児島中学校(現鹿児島修学館中学校)、鹿児島県立鶴丸高等学校を卒業。 - 東京大学法学部に進学し、法律・政治学を学ぶ。 - 卒業後は総務省に入省し、自治行政局市町村課、奈良県財政課、消防庁、広島市財政課長、内閣官房参事官補佐、総務省大臣官房秘書課補佐等を歴任。
政治家としてのキャリア
- 2014年12月の第47回衆議院議員総選挙で鹿児島3区から自由民主党公認で出馬し初当選(比例復活)。 - 衆議院農林水産委員会、法務委員会、原子力問題調査特別委員会で活動。 - 自民党では農林部会副部会長、畜産・酪農対策委員会事務局長、青年局事務局次長を務める。 - 2017年衆議院議員総選挙では比例九州ブロックで再選。 - 菅義偉内閣で総務大臣政務官を務め、2021年には第2次岸田内閣で内閣府大臣政務官に就任。 - 2021年の衆議院議員総選挙で鹿児島1区から出馬し、3選を果たす。
政治活動上の実績
- 2020年:菅義偉内閣で総務大臣政務官に就任、地方行政、地方財政、地方税制、消防を担当。 - フェムテック振興議員連盟を設立、事務局長を務め、女性の健康課題に取り組む。 - 性暴力撲滅や障害者の性被害対策に関する議員連盟で活発に活動。 - 難聴対策推進議員連盟などで政策立案に取り組む。 - コロナ禍においてオンラインでの意見交換を導入し、地元の支援を図った。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成、自衛隊の明記や集団的自衛権の保持を主張。 - 経済政策では消費税10%に賛成し、カジノ解禁にも支持を示す。 - ジェンダー問題に関して選択的夫婦別姓制度に賛成し、同性婚の法改正も支持。 - フェムテックの振興に力を入れ、女性の健康問題と経済的展望を両立させる政策を推進。 - 地方産業と共存した受動喫煙対策。 - 原子力発電の現状維持を望む。「
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 東京大学法学部出身であり、法律・政治に関する知識を有する。 - 総務省時代の豊富な行政経験を踏まえた政策立案能力。 - 地元鹿児島における活動を通じた地域の問題解決への貢献と地域理解。 - 社会の多様性に対応した政策、女性や障害者の権利擁護に取り組む姿勢。 - 一方で、受動喫煙の規制に対する反対姿勢には、公共健康促進の観点から賛否が分かれる可能性。
井坂 信彦(いさか のぶひこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年03月27日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (無所属→)(みんなの党→)(結いの党→)(維新の党→)(民進党(江田G)→)(希望の党→)(旧国民民主党→)立憲民主党(重徳派・階G・泉G・江田G) |
選挙区 | 兵庫1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1974年、東京都世田谷区にて出生。 - 東京都立戸山高等学校を卒業。 - 京都大学総合人間学部(理論物理学専攻)を卒業。 - 行政書士として活動し、2010年に行政書士井坂信彦事務所を設立。 - 全国若手市議会議員の会に参加し、副会長および会長を歴任。
政治家としてのキャリア
- 1999年、神戸市会議員選挙に初出馬し、初当選(灘区選挙区から)。3期11年勤めた。 - 2010年、神戸市会議員を辞職し、第22回参議院議員通常選挙に兵庫県選挙区から立候補するも落選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙でみんなの党公認で比例近畿ブロックから当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で維新の党公認で兵庫1区から当選。 - 維新の党の政務調査会長を務めたが、橋下派が結成したおおさか維新の会には参加せず。 - 2016年に民進党へ合流し、兵庫県連代表に就任。 - 2020年9月、立憲民主党に合流し、現在に至る。
政治活動上の実績
- 2013年、特定秘密保護法案に賛成票を投じた。 - 2014年の衆議院議員総選挙では兵庫1区で自民党前職を破り再選。 - 2015年に維新の党政務調査会長に就任。 - 2021年、共産党との野党共闘によって兵庫1区で再選。 - 同一労働同一賃金法を提出し、与党と協議して成立。 - 2021年総選挙で立憲民主党から衆議院議員に再選。
政治的スタンス
- 憲法改正については「どちらともいえない」とするが、9条への自衛隊明記に反対。 - 敵基地攻撃能力の保有や緊急事態条項反対。 - 選択的夫婦別姓や同性婚に賛成。 - 原子力発電の依存度を下げるべきと考えている。 - 消費税の引き下げを支持。 - 森友学園問題の再調査を要求。 - 女性宮家の創設に反対。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 自身が公募に関わった市会議員候補が不正を働いた際、その責任を取るため3ヶ月間の議員報酬を全額返上するなど、責任感を示す行動をとる。 - 長年にわたって地方自治から国政まで幅広い経験を積み、地域に密着した政治活動を展開。 - 各種法案提出および実施に関わるなど、積極的に政策形成に携わる。 - 国民目線の改革を訴え続け、政治生命をかけて論争する傾向を持つ。