2024年10月衆議院議員ランキング 15回戦
宮本徹 vs 伴野豊
勝: 伴野豊
戦評
議員Aは具体的な政策追及を行い、具体的な成果を挙げてきた点で評価できる。しかし、生活保護に関する指摘で抗議を受けるなど、国民の代表としての対応には注意が必要とされる部分も見られる。 一方、議員Bは外務や国土交通の副大臣を歴任するなど、幅広い実務経験と国際的な視野を持っており、地元での根強い支持を背景に様々な政策分野で影響力を行使するキャリアも持っている。このように、議員Bは安定した政治判断と幅広い経験から、次の選挙での選出に適していると考えられる。
宮本 徹(みやもと とおる)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 53歳 (1972年01月22日生) |
所属政党 | 日本共産党 |
選挙区 | (比)東京 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1972年、兵庫県三木市に生まれる。 - 小学5年生の時に明石市に移住。 - 1991年、一浪後に東京大学文科一類に入学し、3年次から教育学部に進学。 - 東京大学在学中、教養学部学生自治会委員長や学生自治会中央委員会議長を務める。 - 卒業後、日本共産党の職員として勤務し、武蔵野三鷹地区委員長や日本共産党東京都委員会副委員長を歴任。
政治家としてのキャリア
- 2005年、第44回衆議院議員総選挙にて東京18区から出馬するも落選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙に比例東京ブロック単独で出馬するも落選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で比例東京ブロック単独で初当選を果たす。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙にて東京20区と比例東京ブロックに重複立候補し、比例復活で当選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で再び落選したものの、比例復活で再選。
政治活動上の実績
- 2019年、衆議院決算行政監視委員会で「桜を見る会」の予算増の問題を追及。支出が予算の3倍に達していることを明らかにした。 - 2018年、決算行政監視委員会で大学入学定員超過の罰則強化に関して浪人が増えた状況を指摘し、制度の見直しを求めた。 - 2018年、スルガ銀行の融資審査における不正行為を指摘し、金融庁に対し立ち入り検査を求めた。 - 2018年、麻生財務大臣のセクハラ発言撤回を引き出した。 - 2017年、大相撲の差別的ヤジの再発防止を求め、日本相撲協会と協議。 - 2017年、教育勅語の教材使用を認める閣議決定に異議を唱える質問を行った。 - 2017年、生活保護受給に関する問題を指摘し、問題解決を求めたが、事例確認に至らず東村山市長から抗議を受けた。
政治的スタンス
- アベノミクスや安全保障関連法案などを批判。 - 消費税増税延期を評価。 - 北朝鮮と安倍内閣の政策を批判。 - 消費税の増税には反対し、教育の無償化を主張。 - 格差是正を優先する姿勢を持ち、所得や資産の多い人への課税強化を提案。 - 同性婚の法的認可、原子力発電廃止、選択的夫婦別姓制度の導入を支持。 - 憲法改正に反対し、非核三原則を支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 国会での積極的な追及姿勢が目立つが、インパクトがある実績の一部は物議を醸す。 - 様々な政策で国民の多様な意見に耳を傾けようとしている姿勢がうかがえる。 - 政策に対する一貫した姿勢があり、共産党の代表としての役割を全うしている。 - 生活保護に関する抗議を受けるなど、批判に対して慎重な対応が求められる場面もあった。
伴野 豊(ばんの ゆたか)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 64歳 (1961年01月01日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (新進党→)(民主党→)(民進党(細野G)→)(国民民主党→)立憲民主党(野田G) |
選挙区 | (比)東海 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 愛知県東海市で生まれる。 - 父親は警察官で、地元の愛知県立瑞陵高等学校に通う。 - 名古屋工業大学工学部を卒業し、大学院修士課程を修了。工学修士の称号を取得。 - 1985年に日本国有鉄道に入社。1987年のJR民営化に伴い、東海旅客鉄道(JR東海)に移籍。1994年まで勤務。 - 同年、衆議院議員・河村たかしの政策担当秘書に転身。 - 新進党の愛知県連事務局次長を務めた経験も持つ。
政治家としてのキャリア
- 2000年、愛知8区から重複立候補し初当選。 - 2003年には大木を破り2回目の当選を果たす。 - 2005年、愛知8区で敗北するも、比例復活で3選。 - 2009年、愛知8区で4選し、民主党副幹事長に就任。 - 2010年、菅直人内閣の外務副大臣に任命され、2011年にも続投。 - 2011年、衆議院国土交通委員会委員長に就任し、2012年には国土交通副大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2010年には、衆議院予算委員会で発言し、報道と政府内答弁が食い違った事が指摘され話題となる。 - 民主党副幹事長、国際局長、外務副大臣、国土交通副大臣といった重要ポストを歴任。 - 2012年の総選挙で立候補するも敗北(比例復活ならず)。 - 2021年衆議院選挙では比例復活で6期目の当選を果たす。
政治的スタンス
- 憲法改正に反対。 - 集団的自衛権の行使に関する政府の憲法解釈の見直しに賛成。 - 日本の核武装には反対。 - 原発再稼働を支持。 - 女性宮家の創設を支持。 - 選択的夫婦別姓制度導入にどちらかといえば賛成。 - TPP参加に賛成。 - 永住外国人への地方選挙権付与にどちらかといえば賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 多様な経歴を持ち、地元愛知県で根強く活動している。 - 幅広い政治的任務を担当した経験があり、国際政策や国土交通政策に関する見識を持つ。 - 政権交代期においても政策的ブレがない堅実な政治家として評価される。 - 過去の選挙での挑戦から学び現職に返り咲いたことから、粘り強さと再挑戦する意志が強い。