2024年10月衆議院議員ランキング 16回戦
安住淳 vs 緒方林太郎
勝: 安住淳
戦評
議員Aは、経験豊富で財務大臣を務めた実績もあり、選挙区での長年の支持が彼の信頼性とリーダーシップを示しています。また、東日本大震災への対応など、具体的な災害対策経験も持っています。彼の過去の発言やメディアでの活発な行動は注目を集め、多くの人に影響を与えています。 一方、議員Bは、外交官としての経験と高い語学力を持ち、国際問題に強い関心を寄せています。無所属で活動し、市民の声を反映しようと努力している点に自由な姿勢が見られます。 判断としては、議員Aの長年にわたる実績と選挙区での強い支持に基づき、災害対策や経験豊富な経歴から、特に地域に根ざした活動が評価されるべきと考えます。そのため、今回は議員Aが選ばれるべきです。
安住 淳(あずみ じゅん)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 63歳 (1962年01月17日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (無所属→)(新党さきがけ→)(旧民主党→)(民主党→)(民進党(前原G)→)(無所属→)(旧立憲民主党(野田G)→)立憲民主党 |
選挙区 | 宮城5 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1962年、宮城県牡鹿郡牡鹿町(現:石巻市)に生まれる。 - 石巻高等学校卒業後、早稲田大学社会科学部に進学。 - 大学では雄弁会に所属し、国際貿易論を専門とするゼミに参加。 - 1985年、早稲田大学卒業後、日本放送協会(NHK)に報道記者として入局。 - 秋田支局に配属され、地方の事件報道に携わる。その後、東京報道局政治部に配属、自由民主党の園田博之内閣官房副長官の番記者を経験。 - 1993年にNHKを退職し、政治の世界に転身。
政治家としてのキャリア
- 1993年、第40回衆議院議員総選挙に無所属で出馬するも落選。 - 1996年、新党さきがけを経て旧民主党に参加。同年、第41回衆議院議員総選挙で初当選。 - 2005年、民主党選挙対策委員長に就任。 - 2011年9月、野田内閣で財務大臣に就任。 - 立憲民主党国会対策委員長を歴任。 - 宮城県連代表など多数の党内役職を担う。
政治活動上の実績
- 2005年、宮城県内で唯一民主党の議席を維持。 - 2011年、野田政権下で財務大臣として入閣、税務・財務政策に取り組む。 - 東日本大震災対策の実施に関与。 - 2017年、無所属で第48回衆議院議員総選挙に出馬し、再選。 - 政治発言やメディアでの言動がしばしば注目される。例えば、特定メディアのバイアスを批判し、問題を引き起こしたことがある。
政治的スタンス
- 憲法改正に関して昔は賛成だったが、近年では反対の立場を取る。 - 集団的自衛権の行使に反対。 - 日本の防衛力強化にやや賛成、日米同盟強化にも同様に賛成。 - 普天間飛行場の辺野古移設に賛成。 - TPP参加に賛成、原発再稼働については当面は必要と考えるが将来的には廃止を希望。 - 選択的夫婦別姓や同性婚を法律に明記することに賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたり一貫して選挙区で支持され続けている点は、地元への信頼感を反映している。 - 鋭い発言で多くのメディアに取り上げられることが多く、存在感が強い。 - 東日本大震災で被災地支援に関与し、災害対応に経験がある。 - 政党の役職を多数歴任し、特に国会対策におけるリーダーシップが評価されている。 - 場合によっては大胆な発言をすることもあり、それが国内外に波紋を呼ぶこともある。
緒方 林太郎(おがた りんたろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 52歳 (1973年01月08日生) |
所属政党 | 無所属 (民主党→)(民進党→)(希望の党→)無所属(有志の会) |
選挙区 | 福岡9 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1973年、福岡県北九州市八幡西区に生まれる。 - 福岡県立東筑高等学校を卒業。 - 1991年、東京大学文科I類に入学し、3年次に法学部へ進学。 - 東京大学在学中に外交官試験に合格し、中退。 - 1994年、外務省に入省。 - フランス語研修を受け、在セネガル日本大使館2等書記官や外務省中東アフリカ局などで勤務。 - 国際法局条約課課長補佐を最後に退官。
政治家としてのキャリア
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙に民主党公認で福岡9区から出馬し、初当選。 - 2012年の第46回衆議院議員総選挙で落選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で比例九州ブロックから復活当選し、国政に復帰。 - 2017年の第48回衆議院議員総選挙では希望の党から出馬するも落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙では無所属で福岡9区から出馬し、当選。 - 衆院会派「有志の会」を他の無所属議員たちと結成。
政治活動上の実績
- 2009年、初当選時に民主党から出馬し、福岡9区で初当選を果たす。 - 2015年、民主党福岡県連の新代表に選出される。 - 2016年、民進党の結成に参加し、同党県連代表に就任。 - 2021年、衆院会派「有志の会」を結成し、無所属ながら政治活動を続ける。 - 衆議院予算委員会で政策活動費の問題を提起し、その後の国会での論点の一つとなった(2023年)。
政治的スタンス
- 政策活動費問題への関心を示し、衆議院予算委員会でこの点を追及。 - 無所属として、既存の政党から距離を置き「北九州市民党」を掲げる姿勢。 - 日本人拉致問題に対して首相の姿勢を問うなど、国政上の重要問題に対して積極的に質疑を展開。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 外交官としてのキャリアを活かし、国際問題に対する理解が深い。 - 国連英検特A級、フランス語検定1級を取得するなど、高い語学力を持つ。 - 国益を考慮した上での柔軟な政治活動を続ける姿勢が見られる。 - 各党の派閥に属さない無所属の立場から、多様な市民の声を反映しようとしている。 - 柔道三段の資格を持ち、文武両道を体現している。