2024年10月衆議院議員ランキング 5回戦
大口善徳 vs 船田元
勝: 大口善徳
戦評
両議員は共に豊富な経験を持ち、多様な課題に取り組んでいます。しかし、議員Bは道徳的な問題を含む複数の不祥事に関与しており、信頼性に疑念が持たれます。議員Aは法律の専門家として人権擁護に注力し、多人種間の友好促進にも貢献しています。このことから、国政において信頼できるリーダーシップと明確な一貫した政策を提供できるのは議員Aであると言えます。
大口 善徳(おおぐち よしのり)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 69歳 (1955年09月05日生) |
所属政党 | 公明党 (公明党→)(新進党→)(新党平和→)公明党 |
選挙区 | (比)東海 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1955年9月5日、大阪府大阪市阿倍野区に出生。 - 1968年3月、大阪市立阿倍野小学校を卒業。 - 1971年3月、大阪市立阿倍野中学校を卒業。 - 1974年3月、創価高等学校を卒業。 - 1978年3月、創価大学法学部法律学科を卒業。 - 1981年4月、東京弁護士会に所属し弁護士としてのキャリアをスタート。 - 1984年4月、静岡弁護士会に所属し、静岡富士法律事務所を開所。 - 1987年4月、静岡県弁護士会民暴委員会事務局長に就任。 - 1991年4月、静岡県弁護士会人権擁護委員会委員に就任。
政治家としてのキャリア
- 1993年7月、第40回衆議院議員総選挙に旧静岡1区から公明党公認で立候補し初当選。 - 1996年10月、第41回衆議院議員総選挙で新進党公認で立候補し再選。 - 2000年6月、第42回衆議院議員総選挙では落選。 - 2003年11月、第43回衆議院議員総選挙で公明党の比例東海ブロック第3位で当選し国政復帰。 - 2004年9月、農林水産大臣政務官に就任。 - 2014年9月、公明党国会対策委員長に就任。 - 2019年10月4日、総務委員長に就任。
政治活動上の実績
- 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 婚外子差別撤廃にも賛成し、2013年9月の最高裁の民法規定違憲判決を受けて速やかな法改正を求める働きかけを実施。 - 受動喫煙防止策として飲食店等の屋内禁煙を推進し、小規模飲食店には経過措置を設けるべきと主張。 - 日朝・日韓の友好促進を目的とする朝鮮通信使交流議員の会で幹事を務める。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度の導入を推進。 - 婚外子差別撤廃に積極的に取り組む。 - 受動喫煙防止策に積極的な姿勢を示し、飲食店の屋内禁煙を提唱。 - 日朝・日韓交流の促進を重視する姿勢を持つ。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたる議員としての経験と公明党の重要役職を歴任していることから、政治の中枢での舵取りを任せられる実績がある。 - 法律の専門家としてのキャリアも長く、法改正や人権問題に関して豊富な経験と知見を有している。 - 国連の主要な議員連盟に積極的に参加し、多様な政策分野に関心を持って活動している。
船田 元(ふなだ はじめ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 71歳 (1953年11月22日生) |
所属政党 | 自由民主党 (自由民主党(旧船田派→田中派→竹下派)→)(新生党→)(新進党→)(無所属→)自由民主党(山崎派→茂木派→無派閥) |
選挙区 | 栃木1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1953年11月22日に栃木県宇都宮市で生まれる。 - 祖父は元衆議院議長で父は元参議院議員、栃木県知事という政治一家に育つ。 - 栃木県立宇都宮高等学校を卒業。 - 慶應義塾大学経済学部を卒業し、1976年に同大学を卒業後、1979年に慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻修士課程を修了し、教育学修士を取得。 - 作新学院の副院長や総務部長を務め、生家の教育機関を管理する立場を経験。
政治家としてのキャリア
- 1979年に第35回衆議院議員総選挙で旧栃木1区から出馬し、史上最年少の25歳で初当選。 - 宮澤内閣で1992年に経済企画庁長官として初入閣(当時最年少)。 - 自民党で青年局長、文部政務次官、外交部会長などを歴任。 - 新進党結党に参加、無所属を経て1997年に自由民主党に復党、2003年には国政復帰。 - 自民党憲法改正推進本部長や衆議院憲法審査会筆頭幹事を務める。
政治活動上の実績
- 1992年、宮澤内閣で経済企画庁長官を務め、戦後最年少の閣僚として注目される。 - 1993年、宮澤内閣不信任決議に賛成し、自民党を離党、新生党の結党に参加。 - 2015年に自民党憲法改正推進本部長在任中、平和安全法制を巡る憲法審査会での意見が問題視され、職務を更迭。 - 2023年、障害児施設での補助金不正受給の不祥事で管理者としての責任を問われた。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成し、特に憲法9条の改正を支持。 - 自衛隊の明記を進めたいが、『国防軍』という表現には否定的。 - 新保守主義を掲げるが、自民党の右旋回には批判的で、靖国参拝には否定的。 - 選択的夫婦別姓、同性婚などの個人の選択の自由を支持し、核兵器禁止条約にはオブザーバー参加を賛成。 - 受動喫煙防止対策においては国際基準への合わせを主張する。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 経験豊富であり、内閣閣僚経験や13期の議員在職が示す通り、政策形成や国政運営に精通している。 - 祖父や父を含む政治一家に育ち、長年にわたる政界でのキャリアを持つ。 - 様々な政策について独自の立場を持っているが、一貫性を欠く行動や派閥の移動が見受けられ、信頼性の観点からは批判も。 - 自身が運営する教育機関での不祥事が信頼性に影響を及ぼす可能性がある。 - 特定のイデオロギーに過度に偏ることなく、幅広い視点から政策形成に貢献している。