2024年10月衆議院議員ランキング 19回戦
國重徹 vs 齋藤健
勝: 國重徹
戦評
議員Aと議員Bの両者はそれぞれ異なる強みを持っていますが、議員Aは法律と財政の知識、そして人権や多様性を尊重する政策の推進において顕著です。その一方で、議員Bは通産官僚としてのキャリアを基にした豊富な行政経験と国際的な視点があり、農業改革などの実直な結果を出しています。選択肢としてどちらを優先するかですが、現代の動き、特に人権と多様性の重要性を考慮すると、これらの問題に対する献身と具体的な対策を推進してきた議員Aに軍配を上げます。
國重 徹(くにしげ とおる)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年11月23日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | 大阪5 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 大阪府大阪市に生まれる - 関西創価小学校、関西創価中学校・高等学校、創価大学法学部を卒業 - 2002年、司法試験に合格(司法修習57期) - 2004年、大阪弁護士会に弁護士登録 - 税理士資格を持つ - 弁護士として活動する傍ら、税理士としても活動していた
政治家としてのキャリア
- 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で大阪5区から出馬し、初当選 - 2014年12月、第47回衆議院議員総選挙で再選 - 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で3選 - 2018年、第4次安倍改造内閣で総務政務官に就任 - 2019年1月、党総務部会長に就任、党国対副委員長に再任 - 2020年5月、党インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策検討PT座長に就任 - 2021年3月、党同性婚検討WT座長に就任 - 2021年10月、第49回衆議院総選挙で4選
政治活動上の実績
- 2018年、第4次安倍改造内閣で総務政務官として行政の実務に携わる - 2020年、インターネット上の誹謗中傷・人権侵害に対する対策検討を推進 - 脳脊髄液減少症の治療の保険適用推進に貢献 - フルサイズの集団的自衛権に対する反対姿勢を示し、限定的な行使容認には賛成 - 2016年、西日本防具付空手道連盟会長に就任 - 婦女暴行犯を現行犯逮捕した経験がある(2007年7月)
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度に賛成 - 憲法改正に対しては賛意を示ながらも、憲法第9条の改正には反対 - フルサイズの集団的自衛権の行使には反対 - 自国防衛に限定した集団的自衛権行使の法律案には賛成 - 人権の尊重を重視し、多様性を考慮した政策を支持
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 弁護士および税理士の資格を持ち、法律と財政に関する知識が豊富 - 政治倫理審査会委員として、倫理問題にも関与している - 誠実かつ公平な人物像を示しており、法を遵守する姿勢を見せている - 複数のメディアに出演し、意見を発信する能力を持つ - 家族を大切にする姿勢が見られ、家庭内外における責任を果たしている
齋藤 健(さいとう けん)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 65歳 (1959年06月14日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(石破G→無派閥) |
選挙区 | 千葉7 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都新宿区に生まれる。 - 生家は写真屋を営む。 - 早稲田実業学校中等部を卒業。 - 東京教育大学附属駒場高等学校(現:筑波大学附属駒場高等学校)を卒業。 - 東京大学経済学部を卒業、経済学士を取得。 - 1983年4月、通商産業省(現:経済産業省)に入省。資源エネルギー庁石油部流通課に配属。 - 1991年、ハーバード大学ケネディ・スクールに留学し、行政学修士号を取得。 - 通商政策局米州課で日米間の自動車交渉を担当、内閣官房行政改革推進事務局企画官を務める。 - 1999年、通商産業大臣秘書官(深谷隆司通商産業大臣付き) - 2004年、埼玉県副知事に就任。
政治家としてのキャリア
- 2006年、衆議院千葉7区の補欠選挙に立候補するも落選。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙に出馬し、比例南関東ブロックで復活当選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で再選。第2次安倍内閣で環境大臣政務官に就任。 - 2013年、自民党農林部会長に就任。 - 2015年、石破派に参加。 - 2017年、農林水産大臣に当選3回で初入閣。 - 2022年、法務大臣に就任。 - 2023年、経済産業大臣に就任。
政治活動上の実績
- 農林水産大臣時代に約60年ぶりの農協改革や商業捕鯨再開に尽力(2017年)。 - 法務大臣在任中、死刑執行命令を行わず(2022-2023年)。 - 経済産業大臣としてGX実行推進を担当(2023年)。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成。自衛隊の保持や緊急事態条項の明記を支持。 - TPP参加など貿易自由化に前向きな姿勢を示す。 - 選択的夫婦別姓制度にどちらかといえば反対。 - 同性婚に対しては賛成姿勢を示す。 - 敵基地攻撃能力に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 生粋の通産官僚ながら、農業分野での実績を積み上げ、生粋の農水族と化した。 - 石破派所属時代には閣僚でありながらも派閥の立場を明確にし、政権内の圧力に屈しなかった誠実さ。 - 若手官僚の育成に注力し、組織内の議論を活性化する姿勢を見せた。 - 総理候補としても名前が挙がるなど、リーダーシップに対しても一定の評価がある。