2024年10月衆議院議員ランキング 15回戦
吉田久美子 vs 篠原豪
勝: 篠原豪
戦評
国会議員Aは、環境問題や人権問題に積極的に関与し、市民団体の代表としての経験を通じて草の根レベルでの社会貢献に注力してきた人物です。地方の声を国政に届ける力を持ち、公正な政治活動を心がけている点が評価されます。一方、国会議員Bは、多様な職歴を背景に、市議会から国政までの幅広い視野を持っています。特に教育の無償化、格差是正といった社会的課題に積極的で、政策の柔軟性がありますが、組織からの支援の影響は注視すべき点です。 議員Aは環境問題などの特定分野において専門性を発揮していますが、議員Bはより幅広い政策分野で活動を行っており、実績も長期に渡ります。したがって、多様な政策課題に適応できる幅の広さと、長期的な政治活動の経験を考慮し、国会議員Bを選ぶのが妥当と判断します。
吉田 久美子(よしだ くみこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 61歳 (1963年07月19日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | (比)九州 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 佐賀県鳥栖市に生まれ、佐賀県立鳥栖高等学校を卒業。 - 1986年に佐賀大学教育学部を卒業。 - 1998年、「ダイオキシンから生命を守る母の会」を立ち上げ、代表を務める。 - 2016年、「女性の声で輝く未来を開く会(福岡ミモザの会)」の代表を務める。
政治家としてのキャリア
- 2017年、第48回衆議院議員総選挙で比例九州ブロックに公明党から立候補し、落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例九州ブロックに公明党から立候補し、当選。 - 女性副委員長、組織委員会遊説局次長、内閣副部会長、厚生労働副部会長を歴任。
政治活動上の実績
- 1997年にダイオキシン問題に取り組み、署名運動を展開。福岡県で約31万人の賛同を得て、「ダイオキシン特措法」の成立に貢献。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で初当選。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度について「賛成」の立場。 - 同性婚を法律に明記することに「やや賛成」の姿勢を示す。 - アメリカとの同盟関係強化について「どちらとも言えない」としている。 - 自衛隊の存在を憲法に明記することに「やや反対」の立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 環境問題や人権問題に積極的に取り組む姿勢を持ち、地方からの声を国政に反映させる力を持つ。 - 市民団体代表としての経験から、草の根の活動を通じた市民の声の重要性を理解している。 - 倫理的かつ公正に政治活動を行うことへの姿勢が示されているが、選挙戦における勝利は僅差であり、安定した支持を得ることが今後の課題とされる。
篠原 豪(しのはら ごう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 49歳 (1975年02月12日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (みんなの党→)(結いの党→)(維新の党→)(民進党(江田G)→)(旧立憲民主党→)立憲民主党(重徳派) |
選挙区 | 神奈川1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 神奈川県横浜市磯子区に生まれる。 - 学校法人岩崎学園幼稚園、横浜市立杉田小学校を経て逗子開成中学校・高等学校を卒業。 - 早稲田大学第一文学部を卒業し、早稲田大学大学院政治学研究科を修了。修士(政治学)を取得。 - 大学院修了後、記者・雑誌副編集長、クリエイティブ・ディレクター、広告プランナーとして活動。 - ボーイスカウト歴16年をもつ。
政治家としてのキャリア
- 2011年、横浜市会議員選挙に金沢区選挙区から出馬し初当選(1期)。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で維新の党から神奈川1区で出馬し、比例南関東ブロックで復活当選を果たす。 - 2016年、民進党に合流。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で立憲民主党から出馬、比例復活で再選。 - 2020年、新立憲民主党結成時に参加。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で神奈川1区から出馬し、3選を果たす。
政治活動上の実績
- 2011年、横浜市会議員として初当選し、市政に携わる。 - 2014年、衆議院議員に初当選し、以後3期にわたり国政に関与。 - 2017年の選挙では、選挙区では敗北するも比例復活で再選。 - 2021年の選挙でも、自民党候補を破り3選を果たす。 - 議員連盟活動として「科学技術イノベーション議員連盟」や「立憲民主党税理士制度推進議員連盟」などに参加。
政治的スタンス
- アベノミクスや安全保障関連法などを評価しないと表明。 - 消費増税の先送りに否定的。財政赤字対策として国債発行の抑制を主張。 - 教育の無償化を支持し、格差是正を優先。 - 原子力発電の即時廃止を主張。 - 多様な家族の形や非核三原則の堅持を支持。 - 憲法改正には部分的に賛成の立場。 - 大企業や富裕層への課税強化を主張。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたるボーイスカウト活動歴があり、継続的なリーダーシップ経験を有する。 - 多様な職歴を持ち、民間での経験が政治活動に反映されている。 - 複数政党での活動を経て、政策の幅広いスタンスを示し得る柔軟性。 - JR総連からの組織推薦を受けている点が、特定団体との関係として注視されるべき。