2024年10月衆議院議員ランキング 18回戦
吉田久美子 vs 梶山弘志
勝: 吉田久美子
戦評
議員Aと議員Bの両者は異なる背景と経験を持っており、選択の難しさがある。議員Aは草の根市民運動の経験を持ち、環境問題や人権における進歩的な姿勢が目立つ。一方、議員Bは長い政治家としてのキャリアを持ち、多くの政策分野で経験を積んでいる。ただし、議員Bの経歴は保守的な政策スタンスが多く、現代社会における多様性を重視する視点においては議員Aの方が適している可能性がある。また、議員Aの参加してきた団体や市民運動に見られるように、より多くの人々の声を政治に反映させる姿勢が強い。単なる実績での比較より、未来志向の政策に対する賛成姿勢が、次の選挙ではより価値があるものと考えられる。したがって、現状の政治に必要な新しい視点や意識改革を図るリーダーシップを希望するなら、議員Aが選ばれるべきである。
吉田 久美子(よしだ くみこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 61歳 (1963年07月19日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | (比)九州 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 佐賀県鳥栖市に生まれ、佐賀県立鳥栖高等学校を卒業。 - 1986年に佐賀大学教育学部を卒業。 - 1998年、「ダイオキシンから生命を守る母の会」を立ち上げ、代表を務める。 - 2016年、「女性の声で輝く未来を開く会(福岡ミモザの会)」の代表を務める。
政治家としてのキャリア
- 2017年、第48回衆議院議員総選挙で比例九州ブロックに公明党から立候補し、落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例九州ブロックに公明党から立候補し、当選。 - 女性副委員長、組織委員会遊説局次長、内閣副部会長、厚生労働副部会長を歴任。
政治活動上の実績
- 1997年にダイオキシン問題に取り組み、署名運動を展開。福岡県で約31万人の賛同を得て、「ダイオキシン特措法」の成立に貢献。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で初当選。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度について「賛成」の立場。 - 同性婚を法律に明記することに「やや賛成」の姿勢を示す。 - アメリカとの同盟関係強化について「どちらとも言えない」としている。 - 自衛隊の存在を憲法に明記することに「やや反対」の立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 環境問題や人権問題に積極的に取り組む姿勢を持ち、地方からの声を国政に反映させる力を持つ。 - 市民団体代表としての経験から、草の根の活動を通じた市民の声の重要性を理解している。 - 倫理的かつ公正に政治活動を行うことへの姿勢が示されているが、選挙戦における勝利は僅差であり、安定した支持を得ることが今後の課題とされる。
梶山 弘志(かじやま ひろし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 69歳 (1955年10月18日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(無派閥) |
選挙区 | 茨城4 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1955年、茨城県常陸太田市に生まれる。 - 茨城県立太田第一高等学校を卒業。 - 1979年、日本大学法学部法律学科を卒業し、法学士の称号を得る。 - 大学卒業後、動力炉・核燃料開発事業団(現在の日本原子力研究開発機構)に入職し、1985年まで勤務。 - 父である梶山静六衆議院議員の秘書を務めた。 - 1988年、非金属鉱物専門商社を設立し、代表取締役社長に就任。
政治家としてのキャリア
- 2000年、第42回衆議院議員総選挙で茨城4区から立候補し初当選。 - 2003年、第43回衆議院議員総選挙で再選。 - 2005年、郵政民営化法案の採決に棄権、その後賛成を表明し第44回衆議院議員総選挙でほかの候補を破り3選。 - 2006年、安倍内閣で国土交通大臣政務官に任命。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙で民主党の高野守に勝利。 - 2012年、国土交通副大臣に任命され、再び党経理局長に就任。 - 2017年、第3次安倍第3次改造内閣で初入閣として内閣府特命担当大臣に任命され、地方創生、規制改革などを担当。 - 2019年、第4次安倍第2次改造内閣で経済産業大臣に就任。 - 2021年4月の衆議院選挙で8選を果たし、自由民主党の幹事長代行に就任。
政治活動上の実績
- 2005年、郵政民営化法案の採決で棄権し、その後賛成に転向。 - 2017年、地方創生担当大臣として規制改革を担当し、地域の活性化政策を推進。 - 2019年、経済産業大臣として産業競争力の強化、日本とロシアの経済協力推進に寄与。 - 経済産業大臣として、原子力経済被害の取り扱いについて法律的枠組みの策定を進める。 - 党副幹事長や自民党広報戦略局長の務めを果たし、党内外とのコミュニケーションを支える立場を担う。
政治的スタンス
- 日本国憲法第9条の改正と集団的自衛権の行使を支持。 - 原子力発電の利用は必要との立場をとる。 - 女性宮家創設に反対の姿勢をとる。 - カジノ解禁に反対している。 - 選択的夫婦別姓制度導入にも反対の姿勢。 - ヘイトスピーチについての法的規制を支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年の政治キャリアから、政策立案および実行における経験が豊富。 - 自民党内の要職を多数経験し、党内での信頼関係が厚い。 - 規制改革、地域創生といった具体的な政策課題にも取り組み、活動の幅を広げて具現化してきた。 - 父から引き継いだ地盤を背景に、地域の声を中央に届ける能力を持つ。 - 公職においては、法令遵守の姿勢を示してきている。 - 地元茨城への貢献意識も高い。