2024年10月衆議院議員ランキング 12回戦
吉田はるみ vs 村井英樹
勝: 村井英樹
戦評
議員Aは多様な国際経験とジェンダー平等を推進する一貫した姿勢を持ちますが、政治家としての実績は限られた期間でのものであり、まだ初当選から数年しか経っていません。一方、議員Bは若くして要職を歴任し、政策立案と実行能力で高く評価されています。特に政府内での影響力を活かして多くの全国的な問題に取り組み、実績を上げていることが重要です。このため、今後のリーダーシップや政策実行力に期待が持てる議員Bを支持します。
吉田 はるみ(よしだ はるみ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 53歳 (1972年01月01日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(旧立憲民主党→)立憲民主党 |
選挙区 | 東京8 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 山形県西村山郡河北町で八百屋の家庭に生まれる。 - 山形県立山形北高等学校を卒業。 - 立教大学文学部文学科日本文学専修を卒業後、シンガポール航空に客室乗務員として勤務。 - 結婚し、出産後アメリカ系ベンチャーキャピタルの金融企業に転職。 - 2002年9月、イギリスのバーミンガム大学経営大学院に留学し、2003年12月に経営学修士(MBA)を取得。 - KPMGヘルスケアジャパンに経営コンサルタントとして勤務。
政治家としてのキャリア
- 2011年、千葉県議会議員選挙に民主党から出馬するも落選。 - 2012年、法務大臣政務秘書官として小川敏夫の大臣秘書官に任命。 - 2013年、民主党の公認で参議院議員選挙に出馬するも落選。 - 2016年、民進党の東京8区総支部長に就任。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙に立候補するも落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙において、東京都第8区から立憲民主党として初当選。 - 2024年、立憲民主党の次の内閣でネクストジェンダー・共生・孤独孤立担当大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2021年、第49回衆議院議員総選挙で立憲民主党から東京都第8区で当選し、自民党の石原伸晃を破る実績を残す。 - 代表選挙の際に西村智奈美の推薦人となり、党内メンバーとしての立場を確立。 - 杉並区の地域に根ざした活動を続け、地元の支持を獲得。 - 立憲民主党としてジェンダー平等や社会的共生をテーマに活動を展開中。
政治的スタンス
- 憲法改正については基本的に反対の立場を取っている。 - 憲法9条への自衛隊の明記には反対。 - 安全保障関連法には否定的で、外交では対話を重視する姿勢を示す。 - 選択的夫婦別姓制度や同性婚の導入、LGBT理解増進法案、クオータ制導入には賛成。 - 経済政策としてはアベノミクスを評価せず、消費税率の一時的引き下げを必要と考える。 - 原子力発電からの脱却を目指す立場を打ち出している。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 多様な職歴と国際的な視点を持つことから、柔軟で幅広い視野を持つ政治活動が期待できる。 - 自身の家族に自閉スペクトラム症の娘がいることを公表し、社会的な多様性への理解と支援を訴えている。 - 経営学修士としての知識と経験を政策形成に活かしている。 - 政治活動ではジェンダー平等を強く推進しており、現代の多様な価値観を反映したリーダーシップを発揮している。
村井 英樹(むらい ひでき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 44歳 (1980年05月14日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | 埼玉1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 埼玉県浦和市(現・さいたま市)生まれ。浦和市立別所小学校、私立海城中学校・高等学校を卒業。 - 東京大学教養学部総合社会科学科国際関係論分科を卒業。 - 理系から文系に転向し、国際政治に関心を持ち始める。 - 2003年に財務省に入省、関税局調査課兼関税局関税課に配属。 - 2005年高松国税局、2006年農林水産省畜産部で業務を経験し、FTA交渉や税務、農林水産行政に携わる。 - 2008年から2010年までハーバード大学大学院に留学、その後修了し、同大のケネディ行政大学院で客員研究員も務めた。 - 帰国後、財務省主税局で課長補佐・参事官補佐を務めた後、2011年9月に退官。
政治家としてのキャリア
- 2012年12月、衆議院埼玉県第1区から自民党公認で立候補し初当選。 - 2016年8月、自民党副幹事長に就任、36歳3ヶ月での最年少就任。 - 2017年8月、第3次安倍内閣にて内閣府大臣政務官に就任。 - 2020年9月、国会対策副委員長に就任し、コロナ対策や教育法改正に携わる。 - 2021年10月、岸田内閣で内閣総理大臣補佐官に就任。 - 2023年9月、内閣官房副長官に就任し、様々な政策分野を指導する。
政治活動上の実績
- 2016年、小泉進次郎議員がトップを務める『2020年以降の経済財政構想小委員会』の事務局長を務め、数々の提言をまとめた。 - 2020年、コロナ対策に関する補正予算の成立や、35人学級の実現に寄与。 - 内閣総理大臣補佐官時代、国内経済などの方面での政策を推進。 - 岸田内閣のもと、2024年に向け『AI戦略推進』等多くの政策分野をリードしている。
政治的スタンス
- 『人生100年時代の社会保障』を主張し、消費税に依存しない全世代型社会保障の構築を目指している。 - 尖閣諸島の国有化を積極的に評価し、対中外交ではより強い態度での対応を主張している。 - 『消費税の軽減税率』については反対の立場を示し、所得の低い人への負担を減らす効果が限定的であると指摘。 - 日本の核武装の検討可能性に言及し、安全保障政策でも独自の意見を持つとされる。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政策立案における能力と実績が高く評価されており、特に岸田首相の側近として政策通の手腕を発揮。 - 住民との密なコミュニケーションを保ち、地元に根ざした活動や問題解決を実行している。 - 政治家としての誠実さと、公正さを持ち政権内外からも支持されている。 - 政治的視野と国際的な経験を兼ね備え、今後の日本政治における重要な指導者候補と見なされている。