2024年10月衆議院議員ランキング 23回戦
吉田はるみ vs 本庄知史
勝: 本庄知史
戦評
議員Aと議員Bの比較において、選出の根拠として重要視すべきは、これまでの政治活動の実績、政策の一貫性、国民への説明責任、倫理観などです。どちらの議員も政治的には比較的リベラルで、LGBT理解増進やジェンダー平等、選択的夫婦別姓制度の導入に賛成している点では共通しています。しかし、議員Bは政治資金の透明性向上を積極的に推進しており、政治資金パーティーの禁止という具体的な法案提出に携わっていることが、政治活動における倫理性に対する強いコミットメントを示しています。議員Aも多様な経歴を活かし、ジェンダー平等を推進する活動を行っていますが、議員Bの政策実行力と倫理面での強い姿勢が、現代の政治情勢においてはより求められると判断されます。したがって、選挙で選ばれるべきは議員Bです。
吉田 はるみ(よしだ はるみ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 53歳 (1972年01月01日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(旧立憲民主党→)立憲民主党 |
選挙区 | 東京8 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 山形県西村山郡河北町で八百屋の家庭に生まれる。 - 山形県立山形北高等学校を卒業。 - 立教大学文学部文学科日本文学専修を卒業後、シンガポール航空に客室乗務員として勤務。 - 結婚し、出産後アメリカ系ベンチャーキャピタルの金融企業に転職。 - 2002年9月、イギリスのバーミンガム大学経営大学院に留学し、2003年12月に経営学修士(MBA)を取得。 - KPMGヘルスケアジャパンに経営コンサルタントとして勤務。
政治家としてのキャリア
- 2011年、千葉県議会議員選挙に民主党から出馬するも落選。 - 2012年、法務大臣政務秘書官として小川敏夫の大臣秘書官に任命。 - 2013年、民主党の公認で参議院議員選挙に出馬するも落選。 - 2016年、民進党の東京8区総支部長に就任。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙に立候補するも落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙において、東京都第8区から立憲民主党として初当選。 - 2024年、立憲民主党の次の内閣でネクストジェンダー・共生・孤独孤立担当大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2021年、第49回衆議院議員総選挙で立憲民主党から東京都第8区で当選し、自民党の石原伸晃を破る実績を残す。 - 代表選挙の際に西村智奈美の推薦人となり、党内メンバーとしての立場を確立。 - 杉並区の地域に根ざした活動を続け、地元の支持を獲得。 - 立憲民主党としてジェンダー平等や社会的共生をテーマに活動を展開中。
政治的スタンス
- 憲法改正については基本的に反対の立場を取っている。 - 憲法9条への自衛隊の明記には反対。 - 安全保障関連法には否定的で、外交では対話を重視する姿勢を示す。 - 選択的夫婦別姓制度や同性婚の導入、LGBT理解増進法案、クオータ制導入には賛成。 - 経済政策としてはアベノミクスを評価せず、消費税率の一時的引き下げを必要と考える。 - 原子力発電からの脱却を目指す立場を打ち出している。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 多様な職歴と国際的な視点を持つことから、柔軟で幅広い視野を持つ政治活動が期待できる。 - 自身の家族に自閉スペクトラム症の娘がいることを公表し、社会的な多様性への理解と支援を訴えている。 - 経営学修士としての知識と経験を政策形成に活かしている。 - 政治活動ではジェンダー平等を強く推進しており、現代の多様な価値観を反映したリーダーシップを発揮している。
本庄 知史(ほんじょう さとし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年10月22日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (旧立憲民主党→)立憲民主党(花斉会・小勝会) |
選挙区 | 千葉8 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 京都府京都市で生まれる。 - 京都市立日吉ヶ丘高等学校を卒業。 - 東京大学法学部を卒業。 - 2000年、国会議員政策担当秘書試験に合格。 - 同年、衆議院議員岡田克也の秘書に採用される。 - 政策担当秘書や外務大臣秘書官、副総理秘書官を歴任。 - 2015年、岡田克也が民主党代表に復帰した際の政策秘書を務める。
政治家としてのキャリア
- 2019年、旧立憲民主党の公募を経て、次期衆議院選挙の千葉8区候補者に選ばれる。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で立候補し、初当選を果たす。 - 同年、党千葉県連副代表に就任。 - 2024年、立憲民主党代表選挙で野田佳彦の推薦人となる。
政治活動上の実績
- 2021年10月、千葉8区で自由民主党の現職議員を破り、衆議院議員に初当選。 - 2024年5月、自民党の政治資金パーティー収入の問題を受けて、政治資金パーティーを禁止する法案の提出者に名を連ねる。 - 自身の所属する立憲民主党が立案した法案の支持を表明し、政治資金に関する信頼回復策を強調。
政治的スタンス
- 憲法改正については、どちらかといえば反対としている。 - 憲法9条への自衛隊の明記についても同様にどちらかといえば反対。 - 緊急事態条項の創設には反対の立場をとる。 - 政治資金パーティーの禁止を提唱。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 同性婚を可能とする法改正にどちらかといえば賛成。 - LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法の早期成立に賛成。 - クオータ制導入に賛成。 - 原子力発電の依存度を下げるべきという立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 東京大学法学部出身であり、政策策定や議論において高等教育水準の知識を有している。 - 以前の秘書経験から議会運営や立法過程に精通している。 - 各種アンケートや政策提唱を通じて明確な政治スタンスを示しており、国民に対する説明責任を果たしている。 - 倫理的な政治活動を重視し、政治資金の透明性向上を積極的に推進している姿勢が見られる。