2024年10月衆議院議員ランキング 18回戦
吉田とも代 vs 鷲尾英一郎
勝: 吉田とも代
戦評
議員Aは比較的新しい政治キャリアを持ち、一度地元との意見対立があったものの、その後、組織を再編し新たに党を設立したリーダーシップを発揮しています。政策面では、憲法改正などの国家安全保障に関する姿勢を明確にしつつ、多様な社会制度に対する柔軟性やジェンダー平等への理解を示すなど、多角的なアプローチを取っています。一方、議員Bは長年にわたって政治キャリアを築き、農林水産大臣政務官や外務副大臣を歴任し、経済分野の専門知識を持ちながら、内政・外交での幅広い経験があります。ただし、政治的立場の変動や複数の党を渡り歩いた経歴からは、信頼性に疑問を投げかけられる可能性があります。両者には強みと課題がある中で、現段階でのリーダーシップと多様性への対応を重視した議員Aが、今後の成長が期待され選ばれるべきと判断される。
吉田 とも代(よしだ ともよ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 49歳 (1975年02月23日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (おおさか維新の会→)日本維新の会 |
選挙区 | (比)四国 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1975年2月23日、兵庫県神戸市垂水区に生まれる。 - 神戸松蔭女子学院大学短期大学部を卒業。 - トヨタグループの輸送機器メーカーに勤務。 - その後、損害保険会社に転職。 - 公的な場に出る前は、一般企業での社会人として経験を積んでいた。
政治家としてのキャリア
- 2016年4月、篠山市(現・丹波篠山市)市議会議員選挙におおさか維新の会公認で初当選。 - 丹波篠山市議会議員を2期務める(2016年 - 2021年9月30日)。 - 2021年、日本維新の会の公認で徳島1区から衆議院議員選挙に立候補。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例復活により初当選し、衆議院議員となる。 - 当選後は、徳島維新の会の代表にも就任。
政治活動上の実績
- 2016年、市議会議員に初当選。 - 2021年、徳島1区から衆議院議員選挙に立候補し、比例復活で初当選。 - 2021年の選挙戦では、供託金没収点を僅かに上回る得票率で比例復活。 - 当選後、地域振興策として郊外の商業施設誘致を掲げたが、地元との意見対立から徳島県総支部が一時解散。 - 2022年、新たに「徳島維新の会」を設立し、自ら代表に就任。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成で、特に憲法9条への自衛隊の明記、緊急事態条項の設置を推進。 - 外交・安全保障では敵基地攻撃能力の保持や、北朝鮮への圧力を優先する態度を表明。 - 選択的夫婦別姓制度、同性婚を可能とする法改正に賛成。 - 森友学園問題に関する国の対応への意見表明はなかった。 - 原子力発電への依存度を下げるべきとし、新型コロナウイルス対策として消費税率の引き下げが必要と回答。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 地域密着での政治活動に加え、全国的な政治課題にも意見を持つ姿勢を示す。 - 地元との連携に一時的な問題があったものの、組織を再編するリーダーシップを発揮。 - 多様な社会制度への柔軟性を持ちつつ、国家の安全保障にも影響を与える政策を支持。 - これまでの実績から、政策推進力と地元対応力において更なる成長を期待される。 - 性的少数者支援やジェンダー平等の実現に理解を示す姿勢。
鷲尾 英一郎(わしお えいいちろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 48歳 (1977年01月03日生) |
所属政党 | 自由民主党 (民主党(鳩山G)→)(民進党(民社協会・国軸の会)→)(無所属→)自由民主党(二階派) |
選挙区 | (比)北陸信越 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 新潟県新潟市生まれ。実家は魚屋で、祖父は珠算塾を経営していた。 - 新潟市立坂井東小学校、新潟市立坂井輪中学校、新潟県立新潟高等学校を経て、東京大学経済学部を卒業。 - 2001年、新日本監査法人に入社。 - 2005年、新日本監査法人を退社し、鷲尾英一郎公認会計士・税理士・行政書士事務所を開業。
政治家としてのキャリア
- 2005年、第44回衆議院議員総選挙に民主党公認で新潟2区から出馬し、比例復活で初当選。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙で新潟2区から出馬し、当選。 - 2012年、野田第3次改造内閣で農林水産大臣政務官に就任。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で無所属で新潟2区から出馬し当選。 - 2019年、自民党に入党し、同年には二階派に入会。 - 2020年、外務副大臣に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例北陸信越ブロックから出馬し6選。
政治活動上の実績
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙で新潟2区で当選。 - 2010年、石川知裕衆議院議員の逮捕を考える会に参加。 - 2012年、比例復活により3選を果たし、農林水産大臣政務官を歴任。 - 2017年、無所属で新潟2区で当選し、野党共闘が他の選挙区では成立していた中で結果を出す。 - 2019年、立場を変え自民党に入党。 - 駐日イラン大使館の式典において、日本の外務副大臣としてメッセージを寄せたことがある。 - 新潟市長選挙において保守系候補を支援。
政治的スタンス
- 財政健全化について、現状の政府の取り組みに疑問を示している。 - 永住外国人への地方選挙権付与、人権侵害救済法案、朝鮮学校の授業料無償化について慎重な立場。 - 集団的自衛権の行使を禁じた内閣法制局の憲法解釈の見直しに賛成。 - 日本国憲法第九条の改正、憲法緊急事態条項の創設に賛成。 - 原子力規制委員会の新基準を満たした原発の再稼働に賛成しつつ、将来的には廃止すべきとの姿勢を示す。 - TPPへの参加には反対の立場を取っている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 資格を持つ公認会計士、税理士、行政書士として、経済の専門知識を有している。 - 国会対策副委員長として、党内および社会と幅広く連携を図る能力を持つ。 - 二階派に所属し、自由民主党内の政策形成において影響力を持つ。 - 過去には民主党、民進党、無所属と複数の党を渡り歩いた経歴があり、変動する政治的立場がある。 - 統一教会との接点については一時的に認識を誤って回答したことがあったが、その後訂正を行っている。