2024年10月衆議院議員ランキング 15回戦
住吉寛紀 vs 葉梨康弘
勝: 住吉寛紀
戦評
2人の国会議員を比較すると、議員Aは若手であり、理系のバックグラウンドとビジネス経験を持つ一方、議員Bは警察官僚出身で法務および行政の経験が豊富です。議員Aはまだ具体的な政治的実績が明確に示されておらず、比例での復活当選という形で国会に参画しています。一方、議員Bは豊富な経験を持ちながらも、法務大臣としての発言を巡る問題が評価を落としています。議員Bの経験は非常に貴重ですが、コミュニケーション能力や判断力に課題があるとされ、特に発言による混乱が政治的に不安定な状況を生む可能性があります。そのため、今後の期待値や新しい視点を政治に投じるという点において、議員Aを選択するほうが、国民にとっては良い動きとなる可能性が高いと判断します。
住吉 寛紀(すみよし ひろき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 40歳 (1985年01月24日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (維新の党→)(おおさか維新の会→)日本維新の会 |
選挙区 | (比)近畿 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 兵庫県神戸市東灘区出身。 - 白陵高等学校卒業。 - 名古屋大学工学部を卒業。 - 東京大学大学院工学研究科を修了。 - 宇宙飛行士を目指すも、夢を断念。 - 三菱UFJモルガン・スタンレー証券に勤務。 - 20代後半に神戸でコワーキングスペースを経営。
政治家としてのキャリア
- 2015年、維新の党公認で兵庫県議会議員選挙に立候補し、姫路市選挙区から初当選。 - 2019年、2期目を目指すも兵庫県議会議員選挙で落選。 - 2021年、衆議院議員総選挙に兵庫11区から日本維新の会公認で立候補。小選挙区では敗北するも、比例近畿ブロックで復活当選し、衆議院議員に初当選。
政治活動上の実績
- 2015年、兵庫県議会議員に初当選(1期在任)。 - 2019年、兵庫県議会議員選挙で落選。 - 2021年、衆議院議員総選挙で比例復活により初当選し、衆議院議員としての活動を開始。具体的な実績に関する情報は公開されていない。
政治的スタンス
- 日本維新の会の議員として参加しており、党の改革推進に携わっていると見られる。 - 詳細な政策立案や特定の政治テーマに対する態度に関する公表情報はない。 - 一貫して維新の党からの公認で活動しており、大阪維新や日本維新の会の理念に沿った活動を行っていると推測される。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 名古屋大学東京大学大学院と高学歴であり、理系の専門知識を持つ。 - 証券会社での勤務経験やコワーキングスペースの経営経験があり、ビジネス界での経験を有する。 - 比例復活当選ながら国政に参加しているため、選挙での積極的な支持を得たわけではないことから、今後の実績と国民への示し方が重要。
葉梨 康弘(はなし やすひろ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 65歳 (1959年10月12日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | 茨城3 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都出身で、育ちは医師の家庭。 - 東京教育大学附属駒場高等学校(現・筑波大学附属駒場高等学校)卒業。 - 東京大学法学部卒業後、1982年に警察庁へ入庁。 - 警察庁刑事局防犯課、岩手県警察本部刑事部捜査第二課長、兵庫県警察本部刑事部捜査第二課長を歴任。 - 外務省で在インドネシアの日本大使館一等書記官を務める。 - 1999年に警察庁を警視正として退職し、葉梨信行の秘書となる。
政治家としてのキャリア
- 2003年に茨城3区から出馬し、初当選。 - 2005年の総選挙で再選。 - 2009年の総選挙で落選。2012年に再当選し、以降も再選を続ける。 - 2014年に第2次安倍改造内閣で法務副大臣に就任し、内閣府副大臣を兼務。 - 2020年、菅義偉内閣で農林水産副大臣に就任。 - 2022年に第2次岸田第1次改造内閣で法務大臣に初入閣。
政治活動上の実績
- 2014年に法務副大臣、内閣府副大臣を歴任。2016年に衆議院法務委員長、自民党総務部会長を務める。 - 菅義偉内閣で農林水産副大臣(2020年)。 - 法務大臣としての発言による問題が大きく、2022年に辞任に追い込まれる。 - 議会での発言内容が注目されることが多い人物であり、特に「死刑のはんこを押す」という発言で批判を集めた。
政治的スタンス
- 憲法改正を支持し、9条への自衛隊明記を賛成。 - 北朝鮮への圧力を支持し、外交問題について政府の方針を支持すると表明する。 - 原子力発電については現状維持派。 - ジェンダー問題では選択的夫婦別姓制度をどちらかと言えば賛成しているが、同性婚に対しては消極的。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 葉梨議員は、警察官僚から政治家に転じた経歴を持ち、法務行政に対する直接的な経験を有する一方、発言による問題がしばしば議論の的になっている。 - 特に、法務大臣としての発言が社会的に物議を醸し、結果として辞任するに至ったことは、慎重さに欠けるとみられる。 - 統一教会問題に対する対応でも、発言を巡り批判の声があるなど、コミュニケーション能力や政治的判断力についての課題が指摘されている。