2024年10月衆議院議員ランキング 11回戦
伊佐進一 vs 伊藤達也
勝: 伊佐進一
戦評
議員Aには、科学技術や外交に関する要職を歴任してきた経験があり、新型コロナウイルス感染症への対応でも実績を示しています。また、政策推進力の高さや誠実な政治姿勢が評価されています。議員Bは、金融や経済政策において実行力を発揮してきた実績がありますが、選挙を通じて再選されるたびに党を移動していることなど、政策一貫性の面で不安が残ります。双方ともに優れた点を持つものの、国民の健康安全を守るための迅速な政策対応や公正な政策実行という視点から、議員Aの方が次の選挙で選ばれるべきであると判断します。
伊佐 進一(いさ しんいち)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年12月10日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | 大阪6 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1974年、大阪府守口市に生まれる。 - 守口市立佐太小学校、洛南高等学校附属中学校、洛南高等学校を経て、東京大学工学部航空宇宙工学科卒業。 - 1997年、科学技術庁に入庁。 - 2003年、ジョンズ・ホプキンズ大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院から修士号を取得。 - 2005年、文部科学省研究開発局宇宙開発利用課長補佐に就任。 - 2007年、在中華人民共和国日本国大使館一等書記官を務める。 - 2010年、文部科学省大臣官房総務課長補佐を経て、文部科学副大臣秘書官。 - 官僚時代の専門性から、科学技術や外交に関連する知識や経験が豊富。
政治家としてのキャリア
- 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙に大阪6区から公明党公認で出馬し、初当選。 - 2014年12月、第47回衆議院議員総選挙に大阪6区から再選。 - 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2018年、第4次安倍第1次改造内閣で財務大臣政務官に就任。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で4選を果たす。 - 2022年8月、第2次岸田第1次改造内閣で厚生労働副大臣兼内閣府副大臣に任命。
政治活動上の実績
- 2018年、財務大臣政務官として第4次安倍第1次改造内閣に参加し、財政政策に関与。 - 2021年4月、新型コロナウイルスの感染が公表されたが、その間も活動を続け、同年に第49回衆議院議員総選挙で4選を果たす。 - 2022年、厚生労働副大臣兼内閣府副大臣として、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種推進を担当。 - 選択的夫婦別姓制度に対しては、2014年のアンケートで「どちらかといえば賛成」、2021年のアンケートで「賛成」と回答し、その立場を一貫して変えている。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度については、2014年に「どちらかといえば賛成」、2021年には「賛成」と表明している。 - 感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟に所属し、空間除菌技術の推進を目指している。 - 公明党の重要な役職を歴任しており、広報委員長、青年委員会副委員長、政務調査会副会長として党の方針を支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 豊富な行政経験を基に政策の理解や実施に強みを持ち、政策担当者としての信頼感がある。 - 科学技術や国際関係に関する専門知識を有し、複雑な政策課題にも対応可能。 - 新型コロナウイルス感染症の対策として、厚生労働副大臣兼内閣府副大臣の立場からワクチン接種推進を遂行し、具体的な成果を出したことが評価される。 - 清廉潔白かつ真摯で、誠実な政治姿勢が国民から支持を得ている。 - 家庭では妻と長女、次女があり、家庭を持つ親としての視点を政策に反映させることが期待される。
伊藤 達也(いとう たつや)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 63歳 (1961年07月06日生) |
所属政党 | 自由民主党 (日本新党→)(新進党→)(無所属→)(民政党→)自由民主党(額賀派→無派閥→石破派→無派閥→茂木派) |
選挙区 | 東京22 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1961年7月6日、大阪府大阪市で生まれた。 - 父親はエア・ウォーター会長やタテホ化学工業会長を務めた伊藤孝史。 - 高校時代、母を難病の全身性エリテマトーデスで亡くし、この経験から国の医療制度や福祉政策に疑問を抱き政治家を志す。 - 慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、松下幸之助が創設した松下政経塾に第5期生として入塾。 - カリフォルニア州立大学院でシティマネージャーを学ぶ。 - 自分の生活費を稼ぐために西調布でピザ屋を開店し、中小企業政策の土台を築く経験を得た。
政治家としてのキャリア
- 1993年、日本新党から衆議院議員に初当選後、新進党や民政党を経て自由民主党に入党。 - 通商産業政務次官、内閣府副大臣(金融・経済財政政策担当)、内閣府特命担当大臣(金融担当)を歴任。 - 自由民主党国際局長、内閣総理大臣補佐官(社会保障担当)、内閣府大臣補佐官(地方の中小企業振興)などを務めた。 - 衆議院財務金融委員長、第2次小泉改造内閣、第3次小泉内閣で閣僚を経験。 - 2013年に再選し、茂木派に所属しながらも、無派閥として活動を続けた。 - 2023年、自民党国際局長に再任され、党外交を活発化させた。
政治活動上の実績
- 2005年、内閣府特命担当大臣(金融担当)として不良債権問題の終結を宣言。 - 2006年、衆議院財務金融委員長として活動し、経済財政の一体改革を進めた。 - 2017年、東日本大震災復興特別委員長として復興庁の設置期限を10年間延長する関連法をまとめた。 - 2021年、自民党総裁選で河野太郎の選挙対策本部長を務め積極的に支持を広げる活動を行った。 - 2024年、中小企業政策として岸田文雄総理に下請法改正を提言し、エネルギーコストや労務費上昇に対する価格転嫁の制度見直しを推進。
政治的スタンス
- 国際競争力を高める法人税減税を支持。 - 公務員の人件費削減を推進。 - 財政健全化の取り組み、社会保障制度改革を提唱。 - 憲法改正に賛成し、集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈見直しを支持。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。消費税0%の検討を含む経済刺激策も支持。 - ネット広告市場の公正で透明なルール整備を訴え、競争政策にも力を注ぐ。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治家になるきっかけとなった母の死を通じて、福祉政策に強い関心を持つ。 - 金融大臣や社会保障担当補佐官として実現した政策改革に実行力を発揮してきた。 - 松下政経塾での教育によって培われた国家経営の視点を持ち、経済政策に精通している。 - 地域活性化や中小企業支援に力を入れ、現場からの政策立案力に定評がある。 - 過去の不祥事に関しては適切に対応し、公人としての責任を全うしている。