2024年10月衆議院議員ランキング 26回戦
仁木博文 vs 鈴木英敬
勝: 仁木博文
戦評
議員Aと議員Bの両者はともに異なる分野での経験と実績を持つが、選挙で選ぶ際には以下の点を考慮するべきである。議員Aは医師としてのバックグラウンドを持ち、医療政策に強みを発揮できると考えられる。また、選挙での継続的な挑戦や無所属での当選経験が、粘り強さと問題解決への柔軟なアプローチを示している。政策的には国政の透明性や選択的夫婦別姓制度に肯定的な姿勢を示しており、社会全体での現代的な課題に一定の理解を示している。一方、議員Bは三重県知事として実務経験が豊富で、特に災害対応や現代的なデジタル社会推進に注力してきた。しかし、政治資金問題などガバナンスに問題が指摘されており、信頼性に若干の懸念が残る。したがって、医療分野での専門性、透明性へのコミットメント、そして柔軟性の観点から議員Aを選出することが望ましい。
仁木 博文(にき ひろぶみ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 58歳 (1966年05月23日生) |
所属政党 | 自由民主党 (民主党→)(民進党→)(希望の党→)(無所属(有志の会/一丸の会)→)自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 徳島1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1966年5月23日、徳島県阿南市に生まれる。 - 1979年、阿南市立宝田小学校卒業。 - 1982年、徳島大学教育学部附属中学校卒業。 - 1985年、徳島市立高等学校理数科卒業。 - 1991年、東京大学教養学部基礎科学科卒業。 - 1997年、徳島大学医学部卒業、医師免許取得。 - 高知市立市民病院、国立高知病院、宝塚市立病院で勤務。 - 2014年、徳島大学大学院より医学博士号を取得。
政治家としてのキャリア
- 2003年、徳島3区から民主党公認で衆議院議員総選挙出馬(落選)。 - 2005年、再び徳島3区から出馬(落選)。 - 2009年、第45回総選挙で比例四国ブロックで初当選。 - 2011年、菅直人首相辞任に伴い、民主党代表選挙で前原誠司の推薦人に名を連ねる。 - 2012年、第46回総選挙で落選。 - 2014年、徳島1区で出馬するも落選。 - 2017年、希望の党公認で徳島1区から再出馬するも落選。 - 2021年、第49回総選挙で無所属で出馬し、当選。 - 2023年、自民党徳島1区支部長に選定され、麻生派に入会。
政治活動上の実績
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙で初当選(比例復活)。 - 2014年、徳島大学より医学博士号取得。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で徳島1区から無所属で出馬し、当選。 - 2023年、後藤田の徳島県知事選挙出馬により、空席となった自民党徳島1区支部長に選定。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成しているが、憲法9条の自衛隊明記には未回答。 - 集団的自衛権の行使を認めることに賛成。 - 緊急事態条項の設置には反対。 - 安全保障関連法の成立を評価しない。 - 北朝鮮には圧力を優先すべきとの立場。 - 原発の再稼働を支持。 - 森友・加計学園問題では国政の透明性を求め、再調査を要求。 - 選択的夫婦別姓制度、同性婚法改正には一定の賛成。 - TPP参加に反対。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 医師としての専門知識を持ち、特に医療政策に貢献する可能性がある。 - 選挙での継続的な挑戦が示すように、根気強さと熱意を兼ね備える。 - 多様な政党歴を持ち、無所属としても議席を獲得しているため、柔軟な適応性を持つと考えられる。 - 政策立案において党派を越えたアプローチが期待される。 - 政治的透明性と説明責任を重視する姿勢がある。
鈴木 英敬(すずき えいけい)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年08月15日生) |
所属政党 | 自由民主党 (自由民主党→)(無所属→)自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | 三重4 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1974年、兵庫県西宮市甲子園に生まれる。 - 灘中学校・高等学校を卒業。 - 1998年に東京大学経済学部を卒業。 - 同年、通商産業省(後の経済産業省)に入省し、大臣官房総務課に配属される。 - 2006年、内閣官房へ参事官補佐として出向。 - 2008年、経済産業省を退官し、自由民主党三重県第2選挙区支部長に就任。
政治家としてのキャリア
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙に三重2区から出馬し落選。 - 2011年、無所属で三重県知事選挙に出馬し初当選。全国最年少知事となる。 - 2015年、三重県知事に再選。 - 2019年、三重県知事に三選。 - 2021年、三重県知事を辞職し、第49回衆議院議員総選挙に三重4区から出馬し、初当選。 - 2022年、第2次岸田第1次改造内閣で内閣府大臣政務官に任命。
政治活動上の実績
- 2011年、三重県知事に就任し、台風第12号の被災地支援に尽力する。 - 2012年、三重県知事としてレスリングの吉田沙保里選手への国民栄誉賞授与を要望。 - 2020年、性的少数者の同性カップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を開始。 - 三重県版の「デジタル社会推進局」の設置を意図。 - 政治資金問題として、2010年に暴力団関連の業者から顧問料を受け取っていたこと、2021年には公職選挙法に違反する寄付を受けたことが指摘されたが後に返金対応。
政治的スタンス
- 敵基地攻撃能力の保有に賛成。 - 日本の核武装は将来にわたって検討すべきではないと考えている。 - 消費税率の当面の維持(10%)を支持。 - 原発の必要性を主張。 - 憲法改正に賛成し、特に9条に自衛隊の存在を明記すべきとしている。 - 女性天皇に反対し、男系継続・旧皇族復帰を提唱。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 若くして三重県知事として長期間にわたり県政を担当し、実務経験が豊富である。 - 複数の政治資金問題があり、過去に顧問料の問題や国の公共事業受注企業からの寄付問題が発覚している。 - 知事在任中には、デジタル社会推進やパートナーシップ制度など現代的課題に取り組む実績がある。 - イクメン活動など、育児参加への姿勢が評価されている。 - 龍馬プロジェクト全国会・副会長を務めるなど、多方面に関心を持つ人物である。