2024年10月衆議院議員ランキング 12回戦
井上貴博 vs 庄子賢一
勝: 井上貴博
戦評
議員Aは長いキャリアと具体的な政策経験を持ち、特に財政分野でのリーダーシップが示されていますが、過去の不祥事が信頼性に影を落としています。一方で、議員Bは地域密着型の姿勢と具体的な地方課題への取り組みで評価されていますが、国会議員としての経験が浅いため、中央政治での影響力や実行力に不安が残ります。これを踏まえると、長期的な視点での安定感と政策実行力を重視し、不祥事に対する改善努力を期待するかどうかで判断されるべきです。
井上 貴博(いのうえ たかひろ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 62歳 (1962年04月02日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 福岡1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
* 1962年4月2日に福岡県福岡市博多区で生まれる。 *小学校は福岡市立冷泉小学校(現・福岡市立博多小学校)に通い、その後、福岡市立博多第二中学校(現・福岡市立博多中学校)に進学。 *高等教育は西南学院高等学校からスタートし、獨協大学法学部法律学科を卒業。 *祖父の井上吉左衛門と父の井上雅實はどちらも福岡県議会議員を務めており、政治家としての家系に生まれる。
政治家としてのキャリア
* 2003年に福岡県議会議員選挙に博多選挙区から立候補し、初当選。 *議員として3期務め、2007年、2011年には再度選挙で当選。 * 2012年に、衆議院議員選挙に自民党公認で立候補、福岡1区で議席を獲得し初当選。 * 2014年の選挙では無所属で立候補し、再選。直後に自民党の追加公認を受ける。 * 2017年、衆議院議員に3選。 * 2018年、麻生太郎財務大臣により財務大臣補佐官に任命され、G20福岡会合の準備を担当。 * 2019年に財務大臣政務官に就任。 * 2021年、衆議院議員として4選を果たす。
政治活動上の実績
* 2003年に福岡県議会議員選挙で初当選以降、3期連続で県議会議員を務める。 * 2012年の衆議院議員総選挙で福岡1区から出馬し初当選。 * 2014年、党内で無所属で立候補し再選、後に自民党追加公認。 * 2019年から2020年にかけて財務大臣政務官を務める。 * 2020年、自民党財政・金融・証券関係団体委員会副委員長を務めた。 マイナスの実績: * 2015年、報道規制発言問題で党から厳重注意を受けた。 * 2015年、収支報告書に寄付金1300万円の記載漏れが発覚。修正申告を行うことになった。
政治的スタンス
* 憲法改正に賛成。 * 集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈の見直しに賛成。 * 日本の核武装については検討すべきでないとしている。 * 女性宮家の創設に反対。 * 日本のTPP参加に反対。 * 選択的夫婦別姓制度の導入に反対。これについては、「家族という基礎的単位を尊重してきた日本風土からすれば夫婦同姓がなじみやすい」と主張している。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
* 政治家としての経験が豊富であり、県議会議員として3期、衆議院議員として4期の経験を持つこと。 * 財務大臣補佐官、財務大臣政務官としての実務経験がある。 * 政治的スタンスとしては保守的であり、憲法改正や集団的自衛権の解釈見直しを推進する姿勢を持っている。 * 一方で、報道規制発言問題や収支報告書記載漏れなどの不祥事もあり、誠実さや透明性についての懸念点も残る。
庄子 賢一(しょうじ けんいち)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 61歳 (1963年02月08日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | (比)東北 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1963年2月8日、宮城県仙台市に生まれる。 - 仙台市立岩切中学校および仙台育英学園高等学校を卒業。 - 東北学院大学経済学部を卒業。 - 1985年、広告代理店に入社し、2002年まで勤務。
政治家としてのキャリア
- 2003年、宮城県議会議員選挙(仙台市宮城野区選挙区)に公明党公認で立候補し当選、以降5期連続で当選し、2021年6月まで在任。 - 2020年9月、公明党の第49回衆議院議員総選挙比例東北ブロック公認候補者に内定。 - 2021年10月31日の衆議院議員総選挙で比例東北ブロックから初当選を果たし、11月5日に正式に就任。
政治活動上の実績
- 2003年から2021年まで、宮城県議会議員として5期にわたり地域の課題解決に取り組む。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で初当選を果たし、国会議員として活動を開始。具体的な立法や政策提案などの詳細な実績については現在確認できません。
政治的スタンス
- 公明党所属であり、同党の基本方針に沿った政策や社会福祉、教育環境の改善、中小企業への支援、地域活性化などを推進。 - 地域に根ざした現場第一主義を掲げ、実際の地域課題の解決に重点を置く姿勢を見せている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたり宮城県議会議員を務めた経験から、地域の具体的な問題に対する深い理解と対処能力があると評価されている。 - 現場第一主義を掲げ、地域における実情を重視した政策形成を行おうとする態度。 - 公明党の一員としての一貫した党政策の支持と実行を図っているが、国会議員としての経験が浅いため、今後の活動におけるリーダーシップや実行力の発揮が期待される。