2024年10月衆議院議員ランキング 2回戦
亀井亜紀子 vs 務台俊介
勝: 亀井亜紀子
戦評
議員Aは豊富な政治経験を持ち、多様な政策に独自のスタンスを見せており、特に環境問題や社会政策に積極的です。一方、歴史的名家出身のため一定の信頼を寄せられる基盤があります。議員Bは行政や地方自治における経験が豊富で、政策遂行能力が高いものの、過去の不祥事や発言に関する疑念が存在します。選挙においては有権者は清廉性と政策の安定感を重視する傾向があり、議員Aはその条件を比較的満たしていると判断できます。
亀井 亜紀子(かめい あきこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年05月14日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (国民新党→)(無所属→)(みどりの風→)(民進党→)(旧立憲民主党→)立憲民主党 |
選挙区 | 島根1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
\t- 東京都目黒区で生まれる。本籍地は島根県津和野町である。 \t- 元衆議院議員亀井久興の長女として生まれ、旧津和野藩主家で華族の伯爵家だった亀井家の第15代当主を祖先に持つ。 \t- 岩倉具視、有馬頼寧など、日本の歴史的な名家の血を引く。 \t- 学習院女子中・高等科を経て、1988年に学習院大学法学部政治学科を卒業。 \t- カナダのカールトン大学に留学し、1992年にマスコミュニケーション学科を卒業。 \t- 帰国後、英語通訳として活動し、東京ディズニーシーの建設などに関わった。 \t- 父・亀井久興衆議院議員の秘書を務める。
政治家としてのキャリア
\t- 2007年に国民新党公認・民主党推薦・社会民主党県連支持で参議院議員に初当選。 \t- 国民新党政務調査会長、みどりの風共同代表などを歴任。 \t- 2012年、国民新党を離党し、無所属で活動。その後、みどりの風を結成。 \t- 2016年に民進党島根県連に所属し、次期衆議院選への擁立が検討される。 \t- 2017年には立憲民主党の立ち上げに参加し、衆院選に立憲民主党公認で立候補し、比例で初当選。 \t- 2024年、参議院議員を経て衆議院の補欠選挙に立候補し再選。
政治活動上の実績
\t- 2007年の参議院選挙で、自民党の現職を破り初当選。 \t- 2010年に国民新党政調会長に就任。 \t- 2012年、野田政権の消費税増税法案に反対し、国民新党を亀井静香と共に離党。 \t- 2013年、参議院選挙で再選を目指すも、自民党の候補に敗北。 \t- 2017年、衆議院選挙で比例復活により再び国会に戻る。 \t- 憲法改正や安全保障関連法案には慎重な立場を見せている。 \t- 原子力発電ゼロや反TPP、選択的夫婦別姓の導入などを主張する。 \t- 竹島問題への毅然とした対応を求めた発言をしている。 \t- 2024年、補欠選挙で当選を果たした際、再び衆議院議員の職を得る。
政治的スタンス
\t- 憲法改正には条件付き賛成の立場をとっている。主に参議院の改革や首相の権限の制限を提案。 \t- 原発ゼロや反TPPを掲げ、持続可能な社会を目指す。 \t- 同性婚に関しては慎重な態度を持ちながらも、一定の理解を示す姿勢を見せる。 \t- 外国人労働者の受け入れには反対の立場をとる。 \t- ウクライナ問題に関しては、アメリカと欧州の関与の側面を指摘する見解を持っている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
\t- 政治家としての経験が豊富で、参議院議員、衆議院議員を通じて政策立案に関与している。 \t- 歴史的名家の血を引くも、自己の政策理念に基づき独立した行動をとる姿勢を示す。 \t- 政治的変化に柔軟に対応し、複数の政党、派閥で役職を歴任するなど調整力がある。 \t- 多様な社会課題に対する対応力と、清廉さを求められる政治文化の中で活躍している。
務台 俊介(むたい しゅんすけ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 68歳 (1956年07月03日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(麻生派・谷垣G→麻生派) |
選挙区 | (比)北陸信越 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 長野県南安曇郡三郷村(現在の安曇野市)出身。父は教師として豊科近代美術館長も務めていた。 - 松本深志高等学校を経て、1980年に東京大学法学部を卒業。 - 旧自治省に入省し、財政局準公営企業室や大臣官房総務課などで勤務。 - 広島県地域整備課、外務省経済協力局、群馬県総務部行政管理課、茨城県総務部などさまざまな地方自治体や省庁で要職を経験。 - 2006年に総務省大臣官房参事官に就任し、2008年まで自治体国際化協会ロンドン事務所長を務める。 - 2009年から神奈川大学法学部自治行政学科教授として教鞭を執る。
政治家としてのキャリア
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙に長野2区から初立候補するが落選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で長野2区から再立候補し初当選。 - 2014年、47回目の総選挙で再選。 - 2017年の第48回総選挙では長野2区で敗れるが、比例復活で当選。 - 2021年、第49回総選挙でも比例復活で4選。 - 内閣府大臣政務官、復興大臣政務官、環境副大臣などを歴任。
政治活動上の実績
- 2016年、内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官として災害復興の任に就く。 - 被災地でおんぶされたり、政治資金規正法の疑惑が発生した際には、厳重注意および辞任を経験(2016年・2017年)。 - 2021年、自民党有志による選択的夫婦別氏制度推進議員連盟に幹事として参加。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成の立場を取る、特に9条改憲による自衛隊の役割明記を支持。 - 外交・安全保障関連の政策として、普天間基地移設や尖閣諸島の国有化を評価。 - 安全保障関連法を支持。 - 大半の社会政策、例えば選択的夫婦別姓や同性婚に関しては慎重あるいは反対の立場を取る。 - 原子力の必要性を主張し、アベノミクスも評価。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたり地方自治や国家行政に携わり、政策実現のための専門知識を持つ。 - 災害対応や復興といった具体的な行政課題に取り組む姿勢。 - しかし、不適切と言われた発言や行動、不祥事を巡っては批判があり、潔白性が疑われることもある。