2024年10月衆議院議員ランキング 12回戦
中野洋昌 vs 藤巻健太
勝: 中野洋昌
戦評
議員Aは公務員としてのバックグラウンドを活かし、国土交通省で現場の政策実務に関与し、災害復興および交通政策に重点を置いた実績を持つ。一方で議員Bは金融業界でのキャリアを持ち、有権者の関心を集める発言で議論を活発に進めており、改革のインパクトを重視している。しかし、議員Bは選挙での敗北を通じて支持基盤がまだ弱く、経験値が少ない印象がある。議員Aは4期にわたり安定して選挙で勝利しており、分野跨ぎの政策形成に関与している点で国民の代表としての適格性が高いと評価される。したがって、次の選挙で選ばれるべきは議員Aである。
中野 洋昌(なかの ひろまさ)
議員データ
![画像](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/17/HiromasaNakano.jpg/180px-HiromasaNakano.jpg)
衆議院議員 | |
年齢 | 47歳 (1978年01月04日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | 兵庫8 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 京都府京都市に生まれる。 - 関西創価小学校、関西創価中学校・高等学校を卒業。 - 2002年、東京大学教養学部を卒業。 - 東京大学卒業後、国土交通省に入省し、土地・建設産業局課長補佐を務める。 - 国土交通省で、非接触型IC乗車カードの企画や内航貨物船業界の活性化、復興関連(新潟県中越沖地震・東日本大震災)などに従事。 - 米コロンビア大学国際公共政策大学院で修士課程を修了(2006年)。
政治家としてのキャリア
- 2012年、冬柴鐵三の後継者として第46回衆議院議員総選挙に公明党公認で出馬し、初当選(兵庫8区)。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で再選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で4選。 - 現在、衆議院議員として活躍中。
政治活動上の実績
- 初当選した2012年から、地震復興や交通政策に着手し、公共政策の改善に努めた。 - 総選挙での再選の間に、公明党内で国会対策や国土交通、法務、財政・金融などの副部会長として活動した。 - 第189回国会で集団的自衛権の行使を容認する法案に賛成投票を行った。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度にはどちらかといえば賛成の立場を示す。 - 日本国憲法第9条の改正に賛成。 - 日本の集団的自衛権の行使に関しては、一貫性が見られず、変更するなど多数の立場を経験。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 公明党内で多数の役職を歴任し、多方面での政策形成に関与していることから、分野横断的な知見を持つ。 - 国土交通省での経験を生かし、交通政策や災害復興に重点を置いた政策を実施。 - 趣味の読書や歴史的作品『モンテ・クリスト伯』を好むなど、幅広い教養を持ち、多方面の知識が豊富である。
藤巻 健太(ふじまき けんた)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 41歳 (1983年10月07日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (維新の党→)(おおさか維新の会→)日本維新の会 |
選挙区 | (比)南関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
* 1983年10月7日、イギリス・ロンドンで生まれる * 目黒区立大岡山小学校を卒業し、聖光学院中学校・高等学校に進学 * 2003年、慶應義塾大学経済学部に入学 * 2008年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、みずほ銀行に入行し、銀座中央支店に配属 * その後、みずほコーポレート銀行本店国際為替部で勤務 * 2013年7月、参議院議員である父・藤巻健史の公設第一秘書へ転身し、政治を志す
政治家としてのキャリア
* 2014年、第47回衆議院議員総選挙で千葉2区から維新の党公認で立候補するが自民党候補に敗北 * 2016年2月、千葉維新の会の幹事長に就任 * 2017年、第48回衆議院議員総選挙で再び千葉2区から日本維新の会公認で立候補するが再度敗北、5人中最下位 * 2021年、第49回衆議院議員総選挙にて千葉6区から立候補、選挙区で敗北も比例南関東ブロックで復活当選し衆議院議員となる
政治活動上の実績
* 2021年、千葉6区から比例南関東ブロックで初当選、財務金融委員会委員を担当 * 三角関数の高校教育の必要性に関する発言で世間の議論を巻き起こし、後に発言の真意を釈明(2022年) * 2023年、少年法の適用除外に関する提言をツイートし、強硬な発言が注目された * 同年、教育方針についてSNSで発言、古文漢文教育を金融経済へ転換する必要性を議論することを提起
政治的スタンス
* 憲法改正に対して賛成の立場をとる * 教育の充実や首相公選制の導入、財政健全性のための条項新設を推進 * 憲法9条に自衛隊を明記することについては賛成寄り * 選択的夫婦別姓制度や同性婚に賛成する姿勢を取る * 原子力発電の依存度を下げるべきと主張 * 安倍内閣の経済政策や問題への対応に否定的な評価を与える
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
* 政治家としては新進であるが、父や叔父も政治家であるため政治に精通した家庭環境で育つ * 学生から社会人までの一貫した金融分野でのキャリアを持つ * 資産管理や運用に長けており、不動産を自身で所有し活用している * 政策に関しては一般的な議論を活発化させる発言が多く、改革のインパクトを求める積極的な姿勢を示している