2024年10月衆議院議員ランキング 9回戦
三ッ林裕巳 vs 勝目康
勝: 三ッ林裕巳
戦評
国会議員Aと国会議員Bの間で選択する際には、両者における政治的実績、スキャンダルの有無、そして国会議員としての適格性を慎重に考慮する必要があります。 国会議員Aは、医師としての専門知識を活かして様々な分野の政策に関与してきた経験を持ちます。しかし、選択的夫婦別姓の件や政治資金のスキャンダルにより、公正性に対する疑念があります。 一方、国会議員Bは、国家公務員としての行政経験を活かして政治活動を行っており、実務面での強みが見受けられます。しかし、公職選挙法違反に関する事件が発生しており、信頼性において課題があります。 両者ともに不祥事があるものの、国会議員Aの方が政務において一定の実績を持ち、健康政策などの専門的な知識を活かせる場が多いと考えられます。また、国会議員Bの不祥事は直接的な公職選挙法違反事件であり、こちらの方が法的に重い問題です。 総合的に判断すると、議員Aの方がより幅広い政策課題に対応できる可能性があり、国会議員として選ばれるべきです。
三ッ林 裕巳(みつばやし ひろみ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 69歳 (1955年09月07日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | 埼玉14 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 埼玉県幸手市で生まれる。 - 幸手市立幸手中学校、埼玉県立春日部高等学校を卒業。 - 日本大学医学部を1982年に卒業。 - 日本大学医学部附属板橋病院で内科(腎臓、循環器)医師として勤務し、1983年から1984年には春日部市立病院、1988年から1989年には志木市立救急市民病院で勤務。 - 1995年からは日本歯科大学内科学講座助教授を務め、2008年には日本歯科大学附属病院の内科科長、2009年には同病院の副院長、2011年には日本歯科大学生命歯学部の教授兼日本大学医学部の臨床教授に就任。
政治家としてのキャリア
- 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙にて自由民主党から埼玉14区に出馬し初当選。 - 2014年12月、第47回衆議院議員総選挙で再選。 - 2015年10月、厚生労働大臣政務官を歴任。 - 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で3選を果たす。 - 2020年9月、内閣府副大臣に就任し、様々な政策を担当。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で4選達成。 - 2022年10月、衆議院厚生労働委員長に就任。
政治活動上の実績
- 2014年、選択的夫婦別姓制度に反対を表明。 - 2019年、自民党副幹事長に就任。 - 2020年、日本学術会議の会員任命問題に関する政府答弁を担当。 - 2023年、政治資金パーティーの裏金問題で、キックバックを受けた疑惑が報道される。 - 2021年に選択的夫婦別姓に反対する文書を地方議会議長に送付し批判を受ける。
政治的スタンス
- 憲法改正と集団的自衛権の行使を支持。 - 村山談話・河野談話の見直しを主張。 - ヘイトスピーチの法律規制に賛成。 - アベノミクスを評価し、軽減税率導入に賛成。 - ヤングケアラーの課題に取り組む姿勢を示す。 - HPVワクチンの積極的勧奨再開を支持。 - 飲食店等の原則禁煙化には反対の立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 父親や兄弟も政治家という世襲政治家であり、政治的な基盤に家族の影響が強く出ている。 - 政治資金の問題や選択的夫婦別姓反対の姿勢に批判があり、クリーンなイメージに課題がある。 - 医師としての専門知識を活かした健康政策にも従事してきたが、喫煙に対しては反喫煙施策に反対の姿勢を見せるなど、意見に一貫性が求められる。
勝目 康(かつめ やすし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年05月17日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(無派閥) |
選挙区 | 京都1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 京都府京都市上京区で、医院を開業する父の長男として生まれる。 - 洛星中学・高等学校を卒業。 - 東京大学法学部を卒業。 - 1997年に自治省(現在の総務省)に入省し、行政局公務員部給与課に勤務。 - 新潟県総務部地方課、日本大使館(フランス)勤務、内閣官房副長官秘書官を経験。 - 2017年から3年間、京都府に出向し、府民生活部長、府総務部長を務めた。
政治家としてのキャリア
- 2021年7月4日、総務省を退職し、伊吹文明衆議院議員の後継として政治の道へ進む。 - 同年10月31日に行われた第49回衆議院議員総選挙に京都1区から立候補し、初当選を果たす。 - 衆議院議員として在任中、無所属で活動し、自由民主党に所属しながらも党派に属さず。
政治活動上の実績
- 2021年に行われた第49回衆議院議員総選挙で初当選。 - 初当選の後、伊吹文明が所属していた二階派には所属せず、無派閥として活動。 - 2021年の本人の陣営に絡み、選挙期間中に選挙運動の報酬を約束した疑いで岸本裕一が公職選挙法違反で書類送検され、自民党を離党。京都簡易裁判所で罰金50万円の略式命令を受けた。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成。特に憲法9条への自衛隊の明記に賛成。 - 自衛隊の保持や集団的自衛権の明記、教育環境の充実などを憲法に記載すべきと主張。 - 選択的夫婦別姓制度や同性婚の法改正、LGBT理解増進法案にはどちらかといえば反対。 - クオータ制の導入についてもどちらかといえば反対。 - 原子力発電依存度の削減に賛成。 - 敵基地攻撃に関しては、「どちらかといえば賛成」との立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 国家公務員としての豊富な経験を持ち、総務省及び実地での行政経験は行政面での理解に寄与。 - 知識と経験を活かし、京都府で地域との結びつきを持った活動を行ってきた。 - 保守的な政策スタンスとして、国民から賛否が分かれる可能性があり。 - 同年の選挙関連での不祥事があり、誠実さや公正さに関する評価が懸念される事案が存在。