2024年10月衆議院議員ランキング 12回戦
あかま二郎 vs 藤井比早之
勝: 藤井比早之
戦評
議員Aと議員Bの比較において、どちらの政治家が次の選挙でふさわしいかを判断するためには、まず双方の政治的スタンス、経歴、実績を考慮します。 議員Aは、日本の国内外の法整備や外交に注力し、特に憲法改正に対する明確なスタンスを持っています。これにより、特定の政治的アジェンダを有する政党内での影響力を発揮しています。加えて、地方での草の根活動、障がい者支援などの地域密着型の活動を実施しており、地域住民に向けた具体的な取り組みを展開しています。 一方、議員Bは官僚としてのキャリアや地方自治体での実務経験が豊富で、現代的な課題であるデジタル改革や新型コロナウイルス対応などの具体的な政策実績が豊富です。地域のブランド農産物の増産推進など、地元経済に対して具体的な貢献を行っており、住民との関係も深いです。しかし、議論の分かれる政策(選択的夫婦別姓、同性婚)に対してはスタンスを明確にしていないことがあります。 総じて、どちらがより議会での政策立案や地域の利益に貢献する可能性が高いかを考えると、議員Bは現代的な問題に革新的に取り組む姿勢と実務能力を強調する一方で、議員Aは既存の政策枠組み内での安定した実績を持つ印象があります。 政策立案力と実務能力、現代的課題への対応能力を重視するならば、議員Bが次の選挙で選ばれるべきと考えます。
あかま 二郎(あかま じろう)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 57歳 (1968年03月27日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 神奈川14 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
・神奈川県相模原市で生まれる。 ・相模原市立横山小学校、相模原市立清新中学校、神奈川県立相模原高等学校を卒業。 ・立教大学経済学部を卒業し、経済学士を取得。体育会ボクシング部では副主将を務め、リーグ優勝を経験。 ・横田スポーツジム所属のプロボクサーとして1998年に後楽園ホールで試合を行う。 ・大学卒業後、渡英しマンチェスター大学大学院で社会政策を学び、ディプロマを取得。 ・帰国後、父である県議会議員赤間一之の活動を支援し、知的障がい者地域作業所の運営に携わる。保護司としても活動。
政治家としてのキャリア
・1999年県議会議員選挙に無所属で初出馬し当選、自民党に所属。 ・2003年の県議会議員選挙で再び当選、トップ当選を果たす。 ・2005年、衆議院議員選挙に自民党公認で出馬し初当選。選挙区は神奈川14区。 ・2009年の衆議院選挙では落選するが、2012年に再選して国政に復帰。以降、衆議院議員として5期にわたって当選。 ・内閣府副大臣、総務大臣政務官等を歴任。 ・2020年に衆議院国土交通委員長に就任。
政治活動上の実績
・1999年、神奈川県議会議員として初当選、自民党に所属し、県議団政調会副会長を歴任。 ・2005年、神奈川14区で藤井裕久を破り初当選、地方自治の法整備に注力。 ・2009年の選挙では落選、2012年総選挙で再当選。 ・2014年に総務大臣政務官に就任し、同年衆議院選挙で3選。 ・2016年、副大臣として台湾を訪問、1972年の日台断交以来公務での訪台は初。 ・2020年、衆議院国土交通委員長に就任。
政治的スタンス
・憲法改正と集団的自衛権の行使に賛成。 ・アベノミクスを評価する。 ・原発を日本に必要と考える。 ・村山談話・河野談話の見直しを主張。 ・選択的夫婦別姓制度導入に関しては、当初「どちらとも言えない」としていたが、最近は賛成に傾き、関連議員連盟の幹事に就任。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
・元プロボクサーらしからぬ多様なバックグラウンドを持ち、知的障がい者支援や保護司としての活動を行っている。 ・結果的に選挙での挫折も経験しているが、再選に成功し安定した議員活動を続けている。 ・外交面でも自民党の立場を維持しつつ、台湾との交流を図るなど、広い視野を持っている。 ・世襲政治家としての批判もあるが、相模原市での草の根活動を基盤に支持を得ている。
藤井 比早之(ふじい ひさゆき)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 53歳 (1971年09月11日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(菅義偉G) |
選挙区 | 兵庫4 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1971年9月11日、兵庫県西脇市に生まれる。 - 西脇市立西脇小学校、兵庫教育大学附属中学校、兵庫県立小野高等学校を卒業。 - 東京大学法学部を卒業。 - 1995年、自治省(現・総務省)に入省。 - 総務副大臣秘書官、内閣官房参事官補佐などを歴任。 - 2009年に滋賀県彦根市副市長に就任。
政治家としてのキャリア
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙において自由民主党公認で兵庫4区から出馬し、初当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で再選。 - 2016年8月、第3次安倍第2次改造内閣で国土交通大臣政務官に就任。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2019年9月、自由民主党国会対策委員会副委員長に就任。 - 2020年9月、菅義偉内閣で内閣府副大臣に就任。 - 2021年1月、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種推進担当副大臣に就任。 - 2021年9月、初代デジタル副大臣に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で4選。 - 2021年11月、自由民主党副幹事長に就任。 - 2022年8月、自由民主党選挙対策副委員長に就任。 - 2023年9月、自由民主党外交部会長に就任。
政治活動上の実績
- 2016年、国土交通大臣政務官として交通政策に携わる。 - 2020年、内閣府副大臣として縦割り打破、行政改革、規制改革、デジタル改革等を推進。 - 2021年、ワクチン接種推進副大臣として新型コロナウイルス感染症対策に尽力。 - 地元の声を受け、日本酒の最高級酒米「山田錦」の増産を可能とする制度改正に貢献。 - 選挙における聴覚障害者対応として要約筆記者への報酬支払を解禁。 - 述べた政治資金パーティー券購入者名の公開基準の見解が賛否両論を呼ぶ。
政治的スタンス
- 原発は日本に必要であるとの立場。 - 選択的夫婦別姓制度導入に反対の立場。 - 同性婚を可能にする法改正に関して、明確な回答を避ける傾向。 - 日本酒の酒米の増産を支援し、地元の産業振興に尽力。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年の官僚経験と地方自治体での実務経験を持ち、行政運営の実務能力が高い。 - 地元の要望を実現するために積極的な取り組みを行っており、地元住民との関係が深い。 - デジタル改革や行政改革など現代的な課題に対する積極的な姿勢が評価される。 - 原発や夫婦別姓、同性婚など、価値観や立場について慎重な立場を見せることが多く、多様な意見を持つ国民との対話が求められる。