2024年10月衆議院議員ランキング 4回戦
あかま二郎 vs 斎藤アレックス
勝: あかま二郎
戦評
議員AとBを比較した際、議員Aは長年の政治経験と複数回の選挙当選という安定した政治キャリアを持ち、内閣府副大臣や総務大臣政務官などの行政経験があります。一方の議員Bは、政治家としてのキャリアが短く、党の結束を乱したとの批判を受けたこともあり、政策実現力に疑問が残ります。議員Aは政策課題に対して一貫したスタンスを示しており、多様なバックグラウンドを生かしながら、外交や地方自治の分野でも積極的に活動している点が評価できます。これらの点を考慮すると、長期的に政策を実行し、安定的に国会議員としての業務を遂行する能力を期待できる議員Aが選ばれるべきだと考えます。
あかま 二郎(あかま じろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 56歳 (1968年03月27日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 神奈川14 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
・神奈川県相模原市で生まれる。 ・相模原市立横山小学校、相模原市立清新中学校、神奈川県立相模原高等学校を卒業。 ・立教大学経済学部を卒業し、経済学士を取得。体育会ボクシング部では副主将を務め、リーグ優勝を経験。 ・横田スポーツジム所属のプロボクサーとして1998年に後楽園ホールで試合を行う。 ・大学卒業後、渡英しマンチェスター大学大学院で社会政策を学び、ディプロマを取得。 ・帰国後、父である県議会議員赤間一之の活動を支援し、知的障がい者地域作業所の運営に携わる。保護司としても活動。
政治家としてのキャリア
・1999年県議会議員選挙に無所属で初出馬し当選、自民党に所属。 ・2003年の県議会議員選挙で再び当選、トップ当選を果たす。 ・2005年、衆議院議員選挙に自民党公認で出馬し初当選。選挙区は神奈川14区。 ・2009年の衆議院選挙では落選するが、2012年に再選して国政に復帰。以降、衆議院議員として5期にわたって当選。 ・内閣府副大臣、総務大臣政務官等を歴任。 ・2020年に衆議院国土交通委員長に就任。
政治活動上の実績
・1999年、神奈川県議会議員として初当選、自民党に所属し、県議団政調会副会長を歴任。 ・2005年、神奈川14区で藤井裕久を破り初当選、地方自治の法整備に注力。 ・2009年の選挙では落選、2012年総選挙で再当選。 ・2014年に総務大臣政務官に就任し、同年衆議院選挙で3選。 ・2016年、副大臣として台湾を訪問、1972年の日台断交以来公務での訪台は初。 ・2020年、衆議院国土交通委員長に就任。
政治的スタンス
・憲法改正と集団的自衛権の行使に賛成。 ・アベノミクスを評価する。 ・原発を日本に必要と考える。 ・村山談話・河野談話の見直しを主張。 ・選択的夫婦別姓制度導入に関しては、当初「どちらとも言えない」としていたが、最近は賛成に傾き、関連議員連盟の幹事に就任。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
・元プロボクサーらしからぬ多様なバックグラウンドを持ち、知的障がい者支援や保護司としての活動を行っている。 ・結果的に選挙での挫折も経験しているが、再選に成功し安定した議員活動を続けている。 ・外交面でも自民党の立場を維持しつつ、台湾との交流を図るなど、広い視野を持っている。 ・世襲政治家としての批判もあるが、相模原市での草の根活動を基盤に支持を得ている。
斎藤アレックス(さいとう あれっくす)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 39歳 (1985年06月30日生) |
所属政党 | 教育無償化を実現する会 (旧国民民主党→)(国民民主党→)教育無償化を実現する会 |
選挙区 | (比)近畿 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1985年6月30日、スペイン・マドリード生まれ。スペイン人の父と日本人の母の間に生まれる。 - 5歳の時に日本に移住し、大阪府で育つ。 - 父親の経営するスペイン料理店がバブル崩壊で閉店し、母子家庭で育つ。 - 同志社大学経済学部を卒業し、証券会社に勤務。 - 松下政経塾に入塾し、アメリカ合衆国のチャック・フライシュマン下院議員のインターンを経験。 - 前原誠司衆議院議員の秘書を務める(2017年から)。
政治家としてのキャリア
- 旧国民民主党から第25回参議院議員通常選挙に立候補予定だったが、立候補を断念(2019年)。 - 大津市に移住し、次期衆院選滋賀1区に立候補表明。 - 2021年の第49回衆議院議員総選挙で国民民主党から比例近畿ブロックで初当選。 - 2023年、国民民主党を離党し、教育無償化を実現する会を結成。政務調査会長に就任。
政治活動上の実績
- 2021年の衆議院選挙で滋賀1区から立候補し、比例近畿ブロックで復活当選。 - 新型コロナウイルスに感染し、国会に影響が出た(2022年2月)。 - 2023年に教育無償化を実現する会を結成し、政務調査会長に就任するも、党結束を乱したことから国民民主党から除籍を受ける。
政治的スタンス
- 日本国憲法の改正論議に「どちらかといえば賛成」。 - 憲法9条への自衛隊明記は「どちらかといえば反対」。 - 自国の防衛についての立場は明確にしていないが、敵基地攻撃の件で「どちらとも言えない」と回答。 - 北朝鮮に関して対話よりも圧力を優先すべきかに「どちらとも言えない」。 - 辺野古移設については「どちらかといえば反対」。 - ジェンダー問題では同性婚合法化、選択的夫婦別姓制度導入に賛成。 - 原子力発電依存度を下げるべきと回答。 - 消費税率の一時的な引き下げを新型コロナウイルス対策として支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 国際的な視点を持つバックグラウンドとして、若年期をスペインで過ごし、その後、日本で育ったという経験がある。 - 母子家庭に育ち、経済に関する強い関心と問題意識を持ち、政治を志すきっかけであった。 - 政治活動を進める中で、党の結束を乱したとの批判を受けるなど、一部の政治行動が注目されている。 - 多様性を重んじるジェンダー政策を支持している。